1. 新店舗
  2. 【新店舗】ついつい長居したくなる。山形県上山市に「おかげさま文房具店」オープン

【新店舗】ついつい長居したくなる。山形県上山市に「おかげさま文房具店」オープン

山形県上山市に2020年12月15日、「おかげさま文房具店」がオープンした。
店主の土屋稚さんが自宅の物置小屋を改装、5坪の店内には国内外の文具約250アイテムが並ぶ。

「昔ながらの駄菓子屋のおばあちゃんを目指しています。『ここに来れば落ち着く、居心地が良い』、『何でも話を聞いてくれる』…そんな店主になりたいです」と話す土屋さん。内装も「ついつい長居してしまう雰囲気」にこだわり、陳列棚には特注の木製什器を使用。来店客から「懐かしい~」という声を聞けることが自慢だといい、「マスクで隠れている口元はいつも嬉しくてニヤニヤしている」のだそう。  

b.jpg

取り扱い製品は、土屋さん自身が「実際に使ってみて良かった物、そしてドキドキワクワクする物のみを厳選」。土屋さんがコレクションしてきたマグネット式筆箱(なんと小学生の頃には筆箱を100個(!)も持っていて、1週間に1回ペンケースを替えていたそう)や缶ペン、鉛筆なども販売している。

これらを製品群ごと集積するのではなく、「『日本』、『海外』、『レトロ文房具』で分けています。あえてそうすることで、宝探しをしているようなワクワク感をお客様に感じてもらえれば」。売れ筋は、土屋さんも愛用している「学校ケシゴム」(クツワ)。

また店内ではオリジナルアイテムも販売。同店のキャラクター「ジェントルパンダ」がプリントされたトートバッグ2色で、デザインは山形県在住の人気イラストレーターmizutamaさんが手がけた。「一昨年の9月に山形県川西町で開かれた『一箱古本市』でmizutamaさん本人に会って、そこで文房具の話で大変盛り上がりました。その中で『山形県内の文房具好きを集めて何かできたら良いと思っている』と話して、すぐに『山形文房具会』を発足。そのメンバーにmizutamaさんも加入していただきました。いずれ文房具店を開業したい事なども相談し、ぜひお店のグッズを一緒に作成していただけないか聞いたところ快く引き受けてくださいました」。

f.jpg
土屋さんが事務局を務める「山形文房具会」の会員は現在30人ほどで、随時新メンバーを募集している(参加条件は「山形県内に住んでいる文房具好きの人」)。新型コロナウイルスの影響で対面での活動が難しい状況が続いているが、前回は愛用しているペンケースを持参してこだわりを熱弁しあう会を開催した。今後の活動も鋭意計画している。

土屋さんは、地元でもある「山形県そして上山市が大好きなので、文房具を通して盛り上げたいと思っています。また上山市がドイツと姉妹都市を結んでいるので、ドイツの文房具メーカーさんの商品もたくさん並べて勝手に盛り上げています」。周辺地図も作成して無料で配布しており、近隣の店舗の宣伝も行っている。今後は「山形県内の企業や県民の方とコラボして文房具を作りたいです」。

オリジナルキャラクターのグッズ拡充や、他の文具店やメーカーとのコラボ動画配信、店内でのワークショップなど、今後やりたいことは盛りだくさんだ。2021年1月27日からは通販も開始する。換気や消毒といった感染症対策を行いながら、文具の魅力を精力的に発信していく。


【おかげさま文房具店】
住所:山形県上山市鶴脛町1-11-4
営業時間:午前10時から午後4時、火曜日定休(臨時休業あり)
TwitterInstagramなどでお店の情報を発信中

【文具のとびら】が気に入ったらいいね!しよう