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【新店舗】台湾から日本初進出の「誠品生活日本橋」がグランドオープン!

本サイトで以前お伝えしたように、台湾から日本初進出となる「誠品生活日本橋」が、本日2019年9月27日(金)にグランドオープンした商業施設「COREDO(コレド)室町テラス」2階に出店している。オープンに先駆けて行われた内覧会でのもようをお伝えしながら、同店の概要を紹介したいと思う。

「誠品生活」は書店として創業し、読書と文化の交流の場を育み発展してきた台湾発のカルチャー体験型店舗で、今回が中国語圏外では初の出店となる。「誠品生活日本橋」は、「くらしと読書のカルチャー・ワンダーランド」をコンセプトに、日本橋の歴史、人々の暮らしの中で受け継がれてきた文化を「誠品生活」ならではの感性で編集し、創造的で多彩な文化情報を発信するプラットフォームを目指すという。

なお、日本への出店にあたり、コレド室町テラスを展開する三井不動産と誠品生活が、日本における「誠品生活」事業のライセンスを保有する合弁会社「誠品生活MF」を設立し、有隣堂がライセンシーとして「誠品生活日本橋」を運営している。

コレド室町テラスは、日本橋室町三井タワーの地下1階~地上2階部分を商業施設として使用するもので、「誠品生活日本橋」はその核テナントとして地上2階フロアすべてを使って展開している。

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売り場は「誠品書店(書籍ゾーン)」「誠品文具(文具ゾーン)」「セレクト物販・ワークショップゾーン」「レストラン・食物販ゾーン」の全 4 ゾーンで構成。誠品ならではの選書による書籍が並ぶほか、世界中からセレクトした約 100 ブランドが集まる。 このうち、約半数は台湾発ブランドとなるという。フロア内には13のショップインショップがあるが、このうち5店舗が日本初出店。洗練されたアイテム、フード、ワークショップが揃っている。また、読書を中心にしながら伝統工芸と現代文化のものづくり精神を繋ぐ100を超える体験イベントを年間を通じて開催していく。

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空間デザインは台湾を代表する建築家である姚仁喜(クリス・ヤオ)氏が担当。「古今が交わり、新旧が溶け合う」をコンセプトとして店舗空間をデザインしており、エスカレーター横には、江戸時代の人々と現代の人々が交錯する風景を描き、独特の趣きや文化性、歴史感を表現している。また、店舗内を貫くように設計された回廊は、フロアを上から見ると「口」や「回」の字を描いたように四角形になっている。回廊の四隅には、四季をイメージしたオリジナルデザインの4色の九宮灯(四角い枠で囲ったような行燈照明)を設置。台湾の著名な芸術家・董陽孜 (ドン ・ ヤンズー )氏の書による松尾芭蕉の俳句をデザインし、季節の移ろいの壮大さを表現しているという。

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誠品書店(書籍ゾーン)は、世界的に評価の高い「誠品書店」のノウハウが最大限に活かされた売り場を構築。文学を軸として、人文、アート、デザイン、ビジネス、旅、料理など多彩なジャンルの書籍を豊富に展開している。

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また、選書専門チームによる企画展「誠品選書」なども台湾と同様に展開し、併設のイベントスペース「forum(フォーラム)」では、新刊発表会や講演会、映画鑑賞会なども実施していく。

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誠品文具(文具ゾーン)は、これまで世界中から延べ1,000以上の文具ブランドを台湾の顧客に紹介してきた経験を活かし、同店でも独自の文具ゾーンを展開。書斎にふさわしいクリエイティブなアイテムや初心者にも扱いやすい画材・紙製品など、「読書」をキーワードに世界中の文具ブランドからセレクトしたデザイン性の高い文具を品揃え。さらに、文具にまつわる企画展やワークショップも定期的に開催していく。

オープニングイベントとして、
10月12日 (土)13:00-17:00に「モレスキンノートブック カスタムイベント」(モレスキンジャパン主催)、11月2日 (土)14:00-16:00にトークショー&ワークショップ 「山と写真と野帳」(コクヨ主催)、11月3日 (日)11:00-17:00に「HIGHTIDE WORKSHOP」ハイタイド主催)を行う。

文具ゾーンは「書・文房具」と「写生書屋」という2つのテーマで売り場を展開。黒を基調とした「書・文房具」のコーナーでは、書斎アイテムを展開。万年筆や高級ギフトなどスタイリッシュなアイテムや高級ノート、定番筆記具などを扱っている。

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グレーを基調とした「写生書屋」のコーナーでは、“アートラボ”のコンセプトでスケッチブックや絵の具、色鉛筆など初心者向けの画材などを品揃え。また、ブランドとの企画展やワークショップを行うスペースを設けており、コクヨが期間限定ショップを展開している(関連記事はこちら)。

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さらに、その向かい側では、ハイタイドの期間限定ポップアップショップも展開(関連記事はこちら)。

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レジ横では、ラッピングペーパーやカードも品揃え。

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台湾のデザイン力を発信する「誠品生活expo 」では、「台湾ロマン!人情味万屋」イベントを開催。台湾のさまざまな“よいもの”を集めるとともに、書籍やデザイン作品、動画などを通してひと昔前のレトロな台湾を紹介する。また、「銀座木村屋」とコラボレーションし、数量限定でこれまでにないオリジナルの味の「誠品パン」も販売。

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また、日本の“いいもの”もセレクトして販売している。

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日本と台湾で日常的に使われている食材、調味料、 そして二十四節気限定のおすすめ食材など四季折々の旬の味を揃える「誠品生活市集」。併設するクッキングスタジオでは、 オープニング期間中、台北市内 で 誠品が運営するホテル「誠品行旅(エスリテホテル)」の中華レストランの林彦諄(マース・リン)シェフによる料理の実演イベントを開催。さらに、漢方ライフスタイルブランド「 DAYLILY 」 による漢方の講座や、 日本在住の台湾人グルメ作家 郭梅琳(アイリーン・クゥオ) さんによる、薬膳茶や体にやさしい台湾料理の作り方の実演など も予定している。

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台北の誠品生活松菸松山店で人気のあるワークショップの一つである吹きガラス体験工房を、多くのガラス職人を育ててきた「東京ガラス工芸研究所」の協力のもと、誠品生活日本橋でも 「日本橋玻璃工房」として展開。都心の商業施設内では唯一本格的な窯を備え、色・形選びから作品が出来上がるまでの制作過程を楽しむことができる吹きガラスや、選んだガラス製品に自分のオリジナルデザインを彫ることができる切子、ガラスアクセサリーづくりなど、豊富なメニューを体験することができます。また、有名な職人が制作したガラス工芸品の販売も行う。

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このほか、ショップインショップでも様々なイベントを企画。

「meta meta」では、その場で全身を3Dスキャンしてフィギュアが作れる。

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日本各地のいいものを集めた「工場十貨店」では、自転車をこいで靴下作りにチャレンジするオープニングイベント「チャリックス」を実施。

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飲食店も充実しており、本格派ティースタンド「THE ALLEY」では、おいしいタピオカミルクティーが飲める!

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所在地:東京都中央区日本橋室町3-2-1 COREDO室町テラス2階
営業時間:10:00-21:00(台湾料理レストランの富錦樹台菜香檳のみ11:00-23:00)
定休日:不定休(COREDO室町テラスに準じる)

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