消しゴムはんこ作家『エピリリ』こと牧野美和さんが2019年7月8日、川崎市中原区の新丸子駅近くの路地裏に「手づくりを楽しめるみんなのお店 エピリリ」をオープンした。
エピリリさん自身の消しゴムはんこ作品や全国の作家さんによるハンドメード作品を販売するかたわら、店内でワークショップも開催。連日、地元客を中心に賑わっている。

エピリリさんの作品や消しゴムはんこの材料が並ぶ

全国の作家さんのハンドメード作品

エピリリさんが店舗をオープンすることになったのは、地元で有名な雑貨店「Common Life」が閉店すると聞いたことが発端。店主に居抜きで借りたいと相談したところ、話がうまくまとまり、倉庫を合わせて13坪の店舗を借りることができた。
「残したいと思う居心地の良い空間だった」ことから、商品棚を含め以前の雑貨店のものをそのまま使用。「新たに買ったのはワークショップ用のテーブルとイスくらい」だという。

店内をのぞいてみると、左側の棚には消しゴムはんこの作品や材料がずらりと並んでいる。
そのなかでひときわ目を引くのが、ウルトラマンのシリーズ。ウルトラヒーローやバルタン星人、ピグモンといったおなじみの怪獣が描かれた手拭い、ノート、そえぶみ箋、トートバッグ、ポーチなど、普段あまり目にすることができない商品がある。
実はこれ、店主のエピリリさんが消しゴムはんこで彫った作品を商品化したエピリリオリジナル商品。もちろん版権を持つ円谷プロの公認グッズだ。同店以外ではウルトラマンショップやウルトラマン関係のショップ・イベント・通販でしか購入できないこともあり、かなりの人気商品となっている。

ウルトラマン関連グッズのコーナー

ヒノデワシ公認の“はんけしくんインストラクター”でもあるエピリリさんは、新たな可能性を求めて意欲的に作品作りにも取り組んでいる。今年3月に開かれた「第9回けしごむ・はんこ・てん」には、50×50cmの巨大な消しゴムはんこ作品を出品。大サイズ部門でオーディエンス賞の第1位に輝くなど、その才能を発揮している。
この大作は非売品だが、小さいサイズの消しゴムはんこは購入可能。また、お名前、住所、屋号などをオーダーすることもできるので、オリジナルはんこを作ってみたい方は相談してみるのもいいだろう。

エピリリさんの50×50cmの大作（左）と消しゴムはんこ

仕入れ商品としては、消しゴムはんこ作りに必要な材料である、ヒノデワシ「はんけしくん」や、ツキネコのインク「バーサクラフト」「ステイズオン」、彫刻刀、カッターなどを一通り揃えている。

ヒノデワシ「はんけしくん」は豊富な品揃え


ツキネコのインク「バーサクラフト」（左）と「ステイズオン」

8歳と5歳の子どものママでもあるエピリリさんは、地域の子どもたちにも気軽に来店してもらうため、店内中央にキッズスペースを設けた。ここは子どもたちが自由に絵本を読んだり、遊ぶことができるスペースになっている。

キッズスペース

「ハンドメード作家さんの作品を購入できたり、ワークショップを受けられたりする、手作りをみんなが楽しめるお店にしたい」という希望をかなえたエピリリさん。
今後はハンドメード作品を増やしながら、雑貨やおしゃれ文具なども仕入れて販売していきたいという。


【店舗情報】

手づくりを楽しめるみんなのお店 エピリリ

川崎市中原区丸子通1-640ブライトコーポ103
​TEL　050-7107-0081
東急東横線新丸子駅より徒歩4分
​東急東横線武蔵小杉駅より徒歩10分

営業日時：月～土曜日10:00～17:30
日曜・祝日休
※8月の臨時休業
8月13～15日　夏季休業​
8月19日　臨時休業