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【連載】パイロット指輪物語/第12話(最終話)「品質を支えるベテランのスペシャリストたち」

文・イラスト/ヨシムラマリ

※この記事は、横浜YAMATOのウェブサイトに掲載されたものを再掲載しました。

第12話(最終話)「品質を支えるベテランのスペシャリストたち」

  最後に、これまで紹介してきた全ての工程を支える、熟練の職人たちにも注目したい。
 繊細に精度よく作り上げた指輪を最終的に仕上げるのは、職人による磨き仕上げの工程だ。パイロットのリングは特に高硬度の素材を使用しているため、一般的な素材と比較して大変な労力がかかるという。注文のサイズを維持しながら全周を磨き上げ、装着感にもこだわった品質にするには、まさに薄皮を剥くような慎重さが求められる。
 また、品質検査にもスペシャリストが存在する。「パイロット」の名を冠するためには、各工程に定められた厳格な自社基準を全てクリアしなければならない。
 検品担当の社員は、生産された全てのリングを一品ずつ丁寧に検査している。こうしてあらゆる面で「合格」となったものだけが、お客様の元に出荷されているのだ。

(宝飾製造係 原さんのメッセージ)
 Pilot Bridalは開発から生産まで、本当に苦労して誕生したブランドです。最初は大変な思いをしたけど、大変な思いをして乗り越えてきた分だけ『想い』や『こだわり』を強く持つことができたブランドです。
 結婚指輪は常に身に着け、末長く愛用していただきたい最高の宝物…
 装着性と耐久性に優れたPilot Bridalで多くの方に幸せになってもらいたい。その想いを込めて、これからもPilot Bridalを作り続けます。

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プロフィール

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ヨシムラマリ

神奈川県横浜市出身。子供の頃、身近な画材であった紙やペンをきっかけに文房具にハマる。現在は会社員として働くかたわら、イラスト制作や執筆を手がける。

著書『文房具の解剖図鑑』(エクスナレッジ)

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