- 連載企画
- Kia Ora!文具通信
- 【Kia Ora!文具通信】Vol.7 NZで大活躍の日本の文具&現地で買ってよかったアイテム
【Kia Ora!文具通信】Vol.7 NZで大活躍の日本の文具&現地で買ってよかったアイテム
太平洋の南に浮かぶ島国ニュージーランド。豊富な自然環境と多様な人種が集まるこの国では、日本とはずいぶんと異なる文具事情が広がっているようです。ニュージーランドに長期滞在中の文具ライターが、現地で出会った文具のアレコレをご紹介します!
タイトルにある「Kia Ora!」とは、ニュージーランドの先住民族・マオリ族の言葉で「こんにちは」を意味します。親しみを込めた挨拶として、日常的に使われています。
今回は、ニュージーランドで生活をしている筆者が、日本から持ってきてよかった文具、現地で買ってよかった文具を紹介します!
持ってきてよかったアイテム
kleid 「Mesh carry pouch」
海外での生活を始めてまもなく1年と半年。一時帰国などで飛行機に乗る機会が増えました。旅の前はいつもバタバタしてしまうので、機内持ち込み用のバッグはこのポーチとお財布、スマートフォンの3つにすると決めています。仕切りで整理がらくらく&メッシュ生地なのに内ポケットで隠したいもの入れられるのが特徴。パスポートやチケット類など、貴重品は内側に入れて。外側には歯ブラシや機内用のマスク、入国カード記入用のボールペンなどを。メッシュ生地なので、飛行機内が消灯しているときでも中身を見つけやすいです。A5サイズの割にかさばらないので、持ち込み用のショルダーバッグに入れやすいのもポイント。
三菱鉛筆「ピュアモルト 4&1 5機能」
文具の選択肢があまり多くないニュージーランドで、多機能ペンが売られているのをいまだ目にしたことがありません。筆記具売り場には、単色ボールペンが並んでいるだけで、しかも日本メーカーの製品となると6ドルや7ドル以上の値段は当たり前。ペーパーレス社会でもあるので多機能ペンの必要に迫られる機会はそう多くありませんが、手書き派としては1本持っておくだけでこれ以上ない安心感を与えてくれます。領事館などに事務手続きをしに行く際、ちょっと遠出をする際などに必ずカバンに入れておきます。
マルマン「グランジュテ ミニウォレット」
キャッシュレス社会のニュージーランドでは、基本の支払いはスマートフォンのタッチ決済でおこなっています。ただ、レストランやカフェなどではタッチ決済に手数料が取られてしまうことも多く、現地銀行と紐づいたデビットカードも持ち歩くようにしています。そのために大活躍しているのが、文具女子博2024で購入した福袋に入っていたこのお財布。最低限の現金、クレジットカード、バス専用カードなどを入れています。マークス「水性ペンで書けるマスキングテープ・フレークタイプ」
ニュージーランドでは、高校を卒業したくらいから30代くらいまで、シェアハウスで生活をする人が多いそう。かくいう私もそのうちの一人で、現在はニュージーランド、インド、カナダ出身のハウスメイトとともに共同生活を送っています。こうした生活の中で役に立ったのがマークスの「水性ペンで書けるマスキングテープ・フレーク」。私たちのシェアハウスではいくつかの調味料を共同で使っているのですが、一見中身がわかりにくい容器に内容を書いて貼って、誰でも使いやすくなりました。このほかにも、勉強中に目立たせたい箇所の書き込みにも役立っています。
買ってよかったアイテム
Kmart ノート
北米やオセアニアを中心に展開する量販店「Kmart」。衣料品から生活雑貨、家具など「ここに来れば生鮮品以外の大体のものがそろう」と言っても過言でない総合雑貨量販店です。物価の高いニュージーランドの中でも良心的な値段設定なのでよく買い物に訪れます。先日、英語の勉強用にこのカラフルな表紙のノートを購入しました。紙の質や罫線はいたって「普通」なので可もなく不可もなく、という使い心地なのですが、表紙の絵柄に海外感を感じてチョイス。なんとも言えないやさしいトーンのカラフルな花柄が使うたびに気分をあげてくれるので、なんとか英語学習を続けるモチベにもなっています。
カード類
ニュージーランドではカード文化はとても重要視されているようで、書店以外にも、スーパーや2ドルショップ(日本の100円ショップのような形態のお店)などにいっても大体売られています。日本で言うのし袋のようなポジションかもしれません。クリスマス時期になるとそれらしいデザインが多くならびます。ニュージーランドで出会い、母国に帰ってしまった友人にバースデーカードを購入しました。こちらは、イギリスで製造されたデザインのもの。開けた時にうれしくなるような明るいカラーのものを選びました。
ライフタイルの変化…
振り返ってみると、国が違うことでライフスタイルが大きく変わり、持ち物がうんと少なくなりました。同時に手書きをするシーンが日本で暮らしていた時に比べて少なくなったのも事実です。しかしながら、それは「なんでも手書きをする」のではなく「目的をもって手書きをする」ことにシフトしたように思います。語学の勉強やカードに書くメッセージなど、手書きをするからこそ得られるメリットを一層感じるようになりました。
プロフィール
臼井 遥比(うすい はるひ)
ライター。1995年横須賀生まれ。
地域WEBマガジンや「文具のとびら」で編集や取材・執筆を経験。
2024年2月からニュージーランドに滞在し、「文具」や「暮らし」をテーマに活動中。
ニュージーランドでの暮らしをnoteでも発信中。
https://note.com/haruhiusui16



【文具のとびら】が気に入ったらいいね!しよう