こんにちは！
みなさん、いかがお過ごしでしょうか？

今回は「お悔やみの手紙」についてお伝えします。

大切な身内を亡くして心を痛めている相手に対してなんと書いたら良いものか、悩んだ経験がみなさんにもお有りのことと思います。

マナーを守りながら、急な時にも慌てずに気持ちが伝わるように書くコツをお伝えします。


●お悔やみの言葉について

まずは落ち着いた気持ちで「心からお悔やみを申し上げます」と綴りましょう。

「謹んでご冥福をお祈りいたします」は、故人の宗教・宗派によっては適切ではない場合がありますので注意します。

「御愁傷様です」は主に話し言葉で用います。

よりフォーマルな表現として「ここに哀悼の意を表します」という書き方もあります。


●故人を偲ぶひとことを添えましょう。

故人が知っている人である場合は、深く印象に残っていることや人柄について書き添えます。故人への感謝の気持ちを綴っても良いですね。ここは人それぞれに書くことが違ってくるので、読む相手にとっても新鮮で気持ちが慰められるところでもあります。

「〇〇さんは責任感が強く、頼りがいのある方でした」

「いつも笑顔を絶やさない人でした」

「〇〇さんにはずっと良くしていただき、いくら感謝してもしきれません」


●健康を気遣い、祈る言葉を添えましょう

心が辛い時期には体も辛くなるもの。普段以上に健康に気を配るよう伝えて相手を勇気づけましょう。

「どうかお体を大事にしてください。」

「一日も早く平穏な日々が訪れますことをお祈りいたします」

「悲しみが癒されますようお祈り申し上げます」


いかがでしょうか？言葉選びに慎重になるあまり形式的な文章になりがちですが、その中で一部分でも自分らしい言葉で書いた箇所があると気持ちが伝わりやすくなります。一人にしてほしい、放っておいてほしいという思いの一方で寂しさが募る時、手紙の距離感は実に心地よく、大いに慰められるものです。上記のポイントを参考にしながらいざというときには心を込めて綴ってみてくださいね。

梅雨時に訪れる季節外れの寒さのことを“梅雨寒”と言いますが、今年は頻繁に耳にしました。ここ数年この時期は猛暑で大変でしたし、こんなに涼しいのは珍しいですよね。こういう季節の事象に合うぴったりな表現を日本語の中に見つけると「あぁ、日本語っていいな」と改めて思います。このような言葉はさっそく手紙文に盛り込んで表現豊かに綴りたいものですね。

★手紙やメールの書き方の基本について通信講座があります。

忙しい人でも自分のペースで学べます。

楽しく学んで手紙上手になりましょう！

【入門講座 ／通信講座「手紙の書き方講座」】

【ビジネスメール講座 ／通信講座「仕事で差がつく！メール・文章の書き方講座」】

【美文字講座 ／通信講座「仕事で差がつく！実用美字・美手紙講座」】


★ 体験講座も有ります！

【（社）手紙文化振興協会　体験講座スケジュール】

田丸有子　（たまるゆうこ）

(社)手紙文化振興協会認定・手紙の書き方コンサルタント

子供の頃から「手紙魔」と呼ばれるほどの文通好き。でも手紙の何がそこまで自分を魅了するのか、深く考えたことはありませんでした。講座を受けて一番良かったことは、手紙が私の憧れを実現する手段であると気付いたことです。自分を表現することで人に喜んでもらいたい。叶えるために出来ることは何かずっと探してきました。その表現方法こそ私にとっての手紙であり、魅かれる理由なのだと気付いた瞬間、「やっと見つけた！」そんな気持ちになりました。

また、郵趣のコミュニティに参加したことで、手紙にも色々な楽しみ方が有ることを知りました。私が今夢中になっているのは、葉書と切手、消印をコーディネートするマキシマムカード。いかにセンス良く仕上げて個性を出すか、考えるだけでワクワクします。

奥深い手紙文化を通して自分の世界が広がっていく面白さを沢山の人たちと共有し、心を豊かにしていきたいです。

ブログ「Cordially yours」