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【連載】他故となおみのブンボーグ大作戦!Bootleg  #42 「マブ文」ってなんだ?そしてなおちゃんの9月のマブ文は?

ふじいなおみ

30分間、文房具の話題だけをお送りするラジオ番組「他故となおみのブンボーグ大作戦!」のパーソナリティ「なおちゃん」こと、ふじいなおみです。

番組では毎週たくさんの文房具が登場します。その中から、他故さんとなおちゃん2人で選んだ商品をピックアップ。より掘り下げてご紹介していきます。

今回は、2024年9月29日OA の「文房具のすごいゲストコーナー」でご紹介しました、WebマガジンSuuuhの
Podcast「文具のこと喋りまSuuuh」から生まれた概念「マブ文」と9月のなおちゃんのマブ文についてご紹介をしていきます。

9月のゲストは?

9月22日・29日に登場いただいたゲストは、世界中にちりばめられた素敵な文具を紹介するWebマガジン、「Suuuh」より、編集長のチハルさんと編集部員のミヒロさんでした。
このお二人はSuuuhのポッドキャストコンテンツ「文具のこと喋りまSuuuh」の制作・出演もされています。

私も他故さんも今、注目しているコンテンツで、普段あまり触れることのない雑貨系のお店で販売されている文房具や、若い方が気になっている文房具界隈の話題、イベントレポートなどが中心。同じ「文房具を」扱っているのに「こんなに視線が違うのか!」と感じてしまうほどです。他の世代の文具女子がどんなものに注目しているのか、生の声を聞くことができます。

3月に突然誕生した「マブ文」

今年3月に突然聞いたこともない言葉がPodcastから聞こえてきました。「マブ文」です。
定期的に配信するコーナーをしたいと思ったそうで、思いついたのが「○月のマブ文」というコーナーです。
「まぶしい文具?」スターのように輝いていた文具かな?と思いきや正解は「その1ヶ月にマブダチだった文具」。つまり、今月いっぱい使った、常にそばにあって活躍してくれたという文具を選び、「ありがとね」「お疲れ様」とその文房具に労いの言葉をかける(!?) というコーナーなのです。3月に発表された「2月のマブ文」から3月、4月……と現在も続けられています。

お2人によると、収録時には実際に机の置いた文具を時には撫でたり話しかけたりしながら、感謝の気持ちを込めて発表しているという「マブ文」。「あの時こんなペンで手紙を書いたな」など、1ヶ月を振り返りよく使ったものはなんだろう?と思い出しながら、その中からマブ文を選んでいくのだそうです……これは私もやってみたい。

9月のなおちゃんの「マブ文」

なおちゃんの9月のマブ文はヒサゴさんの立つふせんのTo Do Memoです。

photo1.jpg10月1日に発売になったヒサゴの「立つふせん」のTo Do MEMO



9月頭に東京ビッグサイトで行われた東京インターナショナル・ギフト・ショーにて出展されていたヒサゴさんのブースにUN TROIS CINQブランドから10月に発売される「立つふせん」が展示されていて、ピン!ときたのです。

(※新商品が出る前までは、別のキャラクターが描かれていた、同社同仕様のふせんを使用していました)

それまでしばらく娘の帰宅後の忘れ物対策に困っていました。
例えば給食に持って行った箸セットの出し忘れ、水筒の出し忘れ、保護者のサインが必要な連絡帳を見せていないなど、ルーチンワークなのにお互いに毎日何かしらを忘れていました。

そこでこの商品にビビビっ!ときたのです。
娘も小学3年生になったのだから、大人が使うツールを渡してみたらやる気になるのではないか?そんな期待もありました。

photo2.jpg日付、To Do項目、チェックボックスのシンプルなフォーマット


To Do MEMOはTo Doを記入するのに最適化されたシンプルなフォーマットです。
毎日、娘が帰ってくる前に「水筒出す」「箸セットを出す」「コップを出す」「連絡帳を見せる」「タブレットの充電」「宿題」の6項目をあらかじめ書きました。そして連絡帳を見て新たなTo Doを発見すればそれを追加したり、塾の宿題がまだ終わっていないようであれば同様に書き加えたりしていました。

photo3.jpgふせんなので1枚剥がして記入したあと、貼り直せるのも便利!

母である私も毎日自分のことでいっぱい。娘まで気が回らずその時々で忘れてしまっていたのが、毎日書くことで意識がこちらまで向くようになってきました。

ちなみに1冊のふせん枚数が30枚。ほぼ1ヶ月分なのがちょうど良いです。

一番のポイントは立つこと

このふせんにビビビっときた理由は、なんといっても「立つ」というところです。

photo4.jpg横から見るとほら!立ってます


食卓の娘の席の周りには様々なおもちゃやプリント類が置かれています。なので、普通のふせんではすぐに埋もれてしまいます。でもこのふせんは横から見るとAのような形になって立つのです。表紙のサイズが10cmほどだとしても、机の上に置くと目立ちます。今のところ、あまり埋もれずに機能を果たしてくれています。

photo5.jpg前日までのものは裏面に残してあります

チェックし終わったものは今のところ裏面に貼り付けてます。

いつも翌朝にキッチンに置かれていた箸セットやコップ。とても困っていたのですが、徐々に夕食の食器洗いに間に合うように出してくれるようになりました。
連絡帳のサインも、なるべく忘れないように……これは私も忘れるので娘だけの責任ではないのですが、少しは忘れることが減ってきたように思います。

同じような悩みをお持ちの保護者のみなさん、一度試してみる価値はありそうですよ!!

ブンボーグ大作戦!こぼれ話

記事公開後すぐのイベントですみません。
10月12・13日に北海道・札幌にある老舗文具店「大丸藤井セントラル」に他故さん、きだてさんと共になおちゃんが伺います。

「インクマーケット2024 広がるインクの楽しみ方」内のイベント
「For Fountainpen lovers~万年筆を愛する人のために~」にブースを出展します。

他故さんは3人の文具同人誌販売とワークショップの補助を主に担当。

photo6.jpgここには写っていない新刊も出ます!


きだてさんは。文房具の楽しい講義&実際に売り場を見ながら文具解説をする「セントラル文具ツアー(予約受付中)」、なおちゃんは、クロマトグラフィーの仕組みを使って蝶の形に切り抜いたろ紙の羽を美しく彩らせる「インク蝶作りワークショップ」と万年筆インクで楽しむグッズショップを開きます。

イベント紹介ページ
https://www.daimarufujii-central.com/post/blog240903-1

photo7.jpgインク蝶作りワークショップ


同人誌やグッズショップでのお買い物、ワークショップを体験された方には先着順でたこなお文具情報室からのプチプレゼントもあります!数量限定になりますのでお早めに!!

photo8.jpg万年筆インクで楽しむグッズショップの取扱商品


10月12日土曜日・13日日曜日は開店の10時から閉店の19時まで(途中昼休憩あり)おります。
14日は物販コーナーのみありますので、ご都合のつく方はぜひお越しください。

プロフィール

【ふじいなおみ】
1979年北海道札幌市生まれ。ラジオパーソナリティ/文房具プレゼンター
ナナコライブリーエフエムで放送中のラジオ番組「他故となおみのブンボーグ大作戦!」のパーソナリティ及び制作・技術を担当。万年筆インク(中でもご当地インク)コレクター。
他故壁氏さんとユニット「たこなお文具情報室」として、文房具の楽しさを伝える活動を行っている。
2015年生まれの娘とともに知育・学童文具を使用しているため、リアルな声を届けられる数少ない存在である。
そして、きだてたくさんと色物文具をひたすら紹介する動画コンテンツ「イロブンの引き出し開けていこう」もYouTubeにて配信中。

【他故となおみのブンボーグ大作戦!】
埼玉県朝霞市のコミュニティFM「ナナコライブリーエフエム」にて放送中の30分間文房具の話題だけをお送りするラジオ番組。
パーソナリティーは他故壁氏&ふじいなおみ。
放送時間は毎週日曜日19:30~20:00/毎週水曜日 11:30~12:00(再放送)
FMラジオ77.5MHz(埼玉県朝霞市・志木市・新座市・和光市とその周辺地域)の他、パソコンやスマートフォンではListenRadioのサービスを利用すると気軽に聴くことができます。

詳しい聴き方は番組Webページへ
https://daisakusen.net/howto/

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