- 連載企画
- 【連載】他故となおみのブンボーグ大作戦!Bootleg #37 業務用の便利商品が家庭用にも!パッケージを楽々パッと開ける「パッケル」
【連載】他故となおみのブンボーグ大作戦!Bootleg #37 業務用の便利商品が家庭用にも!パッケージを楽々パッと開ける「パッケル」
30分間、文房具の話題だけをお送りするラジオ番組「他故となおみのブンボーグ大作戦!」のパーソナリティ「なおちゃん」こと、ふじいなおみです。
番組では毎週たくさんの文房具が登場します。その中から、他故さんとなおちゃん2人で選んだ商品をピックアップ。より掘り下げてご紹介していきます。
今回は、2024年4月28日OA オープニングでご紹介したオルファの「パッケル」です。
そうそう、カレールーの売り上げの傾向が変わったんですってね
数年前、家庭用のカレールーよりもレトルトのカレーの方が売れるようになったというニュースがあり、とてもびっくりしました。生活スタイルの変化がもたらした現象のようです。
従来のレトルトパウチには金属が使われていて、「鍋で温める」か「お椀状のものに中身を移してラップを被せてレンジにかける」というどちらも一手間がかかる過程を経る必要がありました。しかし、最近は電子レンジに直接入れられるパウチも登場。これなら、数時間もかけて煮込んでカレーを作るよりもレトルトに頼りたくなる気持ちはわかります。
災害時の非常食にもなるので、レトルトカレーは我が家ではローリングストックを実践している食料の一つです。
レトルト開けたら、ピッて飛んで服汚れるよね。
レトルトパウチを使った商品の代表格が前述の「カレーのルー」ですが、他にも炒めた野菜に絡めるだけで美味しい料理が仕上がる合わせ調味料もレトルトになっています。
私はそれらをよく使うのですが、側面にある切れ目から封を開けようとすると……
「ピッ」
と中身の液体が飛んで
「ギャっ」
と洋服やキッチンが汚れることが多々。開封のたびに緊張をしていました。
去年の秋から手を怪我していて
なおちゃんは去年の10月末くらいから、左親指の付け根にある関節を痛めています。そこは指を開いたり閉じたりするのに関係するところで、一時期は薄いものをつまんだり、逆に径の大きいものをつかもうとするたびに「イテッ」と声をあげていました。
今回のなおちゃんは関節の炎症ですが、例えば小さいお子さんを抱っこしている時間が長かったり、過度に手に負担がくる作業をしていたり、もしくは加齢により手に痛みが出る方も多いと聞きます。
業務用の世界からやってきたパッケル
そんな時に見つけたのが、オルファのパッと開ける開封用カッター「パッケル」です。
2021年に開発されたパッケルは飲食関係限定で発売されたのですが、多くの方に愛用され、「開封作業自体は家庭でも発生する」という理由で、今年の2月に一般向けにも発売になりました。
オルファ商品を象徴する黄色のボディで、パン屋さんで商品をピックアップするトングを、大人の手の上にポンとおける大きさにしたものをイメージしてください。
使い方は直感的でとても簡単です。トングでパンを取るように開けたい袋をパッケルで挟み込みます。そしてそのまま横へスライドをさせるのです。袋の端のあたりを指で持ってその近くから反対端まで引っ張ると、中のものを取り出しやすく感じました。
ちなみにお皿に移す時には上の写真のように、切って帯状になった部分を折っておさえると作業がしやすかったです。
トング状になっている掴む部分が切りたいものを伸ばして挟んでくれるので、例えば薄いビニール袋などハサミでは切りづらいものもしっかり伸ばしながら切ってくれます。
便利な機能と構造の話
トングでいうパンを挟むあたりの内側片面に、ステンレスでできた小さい山型の刃がついています。この刃は左右どちらからでも切れるようになっていて、利き手に関わらずどちらも快適に使うことができます。
また、ステンレスで出来ている刃なので、洗った後はしっかり拭く必要はありますが、水洗いもOKで長く使い続けることができるのです。
また、キッチン以外でも活躍する場面はあります。宅配便や郵便の袋の開封であったり、ガーデニングを楽しむ方ならば土や肥料が入っている袋を開封するときであったり、さまざまな場面で活躍をしてくれます。
構造を理解している大人であれば安全に使えます。ですが、子どもの手に届くところに置いておくと誤って指を挟んで手を切ってしまったり、刺してしまったりするリスクがないとはいえません。小さいお子さんがいるご家庭では使ったら必ず所定の【お子さんが届かない場所に置く】を徹底することをお勧めします。
商品情報
オルファ「パッケル」
オープン価格
ブンボーグ大作戦!こぼれ話
2024年4月29日に埼玉・朝霞の「CHIENOWA BASE」で【他故となおみの「推し文房具の会」】が開催されました。
あっという間の2時間だったのでイベント中の写真はありません。ごめんなさい。
当日は定員いっぱいの16名全員が集まり、ボールペンやノート、独自の工夫を加えた文房具、企業広告(!)まで自分が推す文房具を一人10分(5分間でご紹介いただき、残り5分で質問や感想を話す)の濃密な時間を過ごすことができました。
コロナ禍の影響で多くの人と対面で話をする機会がなかったので、「話したい」という気持ちが高まっていたという参加者の方もいらっしゃいました。
「みんな文房具が好き!」という環境で、大好きなことを思いっきり話せるってとても幸せですね!
また、開催できたらいいなー!!
プロフィール
1979年北海道札幌市生まれ。ラジオパーソナリティ/文房具プレゼンター
ナナコライブリーエフエムで放送中のラジオ番組「他故となおみのブンボーグ大作戦!」のパーソナリティ及び制作・技術を担当。万年筆インク(中でもご当地インク)コレクター。
他故壁氏さんとユニット「たこなお文具情報室」として、文房具の楽しさを伝える活動を行っている。
2015年生まれの娘とともに知育・学童文具を使用しているため、リアルな声を届けられる数少ない存在である。
そして、きだてたくさんと色物文具をひたすら紹介する動画コンテンツ「イロブンの引き出し開けていこう」もYouTubeにて配信中。
【他故となおみのブンボーグ大作戦!】
埼玉県朝霞市のコミュニティFM「ナナコライブリーエフエム」にて放送中の30分間文房具の話題だけをお送りするラジオ番組。
パーソナリティーは他故壁氏&ふじいなおみ。
放送時間は毎週日曜日19:30~20:00/毎週水曜日 11:30~12:00(再放送)
FMラジオ77.5MHz(埼玉県朝霞市・志木市・新座市・和光市とその周辺地域)の他、パソコンやスマートフォンではListenRadioのサービスを利用すると気軽に聴くことができます。
詳しい聴き方は番組Webページへ
https://daisakusen.net/howto/
【文具のとびら】が気に入ったらいいね!しよう