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【新刊】レトロモダンなアートを楽しむ『ニッポンのアンティークしおり』

文具のとびら編集部

グラフィック社は、書籍『ニッポンのアンティークしおり』を、2023年5月に発売した。税込2,200円。


テレビやネットが無かった時代、新聞や雑誌、ポスターと並び重要な広告媒体だった「しおり」。その小さな紙片には、当時の風俗、世相、流行が凝縮されている。
同書では、明治・大正・昭和を彩った貴重なしおりコレクションから466枚を厳選して収録。企業宣伝、プロパガンダ、広報、抒情画、子供、メディア、の6ジャンルに分け、描かれた年代や作画者、トピックスから世相を読み解いていく。

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時代を写す、手のひらにのる「近代の歴史遺産」としての「しおり」。日本では明治20年頃から「しおり」が宣伝媒体として使われるようになり、大正から昭和初期にかけては医薬品や化粧品、食品、雑誌に至るまで、さまざまな商品の宣伝活動にしおりが利用されていた。

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「しおり」の小さな紙面には、長く手元に残してもらえるための工夫が随所に凝らされている。裏面にカレンダーや時間割を印刷した実用的なしおりや、中原淳一や高畠華宵、蕗谷虹児など、当時の人気挿絵画家たちを起用し、少女たちを夢中にさせた美しいしおりも多数収録。

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sub4.jpg戦争で失われたものも多く、今では非常に貴重な「しおり」。明治・大正・昭和の各時代の風俗、世相、流行が息づく「近代の歴史遺産」をぜひ楽しんで。

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目次
1章 企業宣伝/2章 プロパガンダ/3章 広報・告知・啓蒙/4章 抒情画/5章 子供時代とスクールライフ/6章 メディアと金融・保険

●著者プロフィール
豊嶋利雄(とよしま・としお)
しおり収集家。1951年生まれ、名古屋市在住。古本に挟まっていたしおりを集めたことをきっかけに、35年以上もの間、しおりを収集。世界25ヶ国のしおりコレクターとも交流し、国内外のしおりを1万枚以上保有する。京都、名古屋などでコレクション展を開催。現在、ギャラリー「しおりのアトリエ」(名古屋市中川区)にて企画展を年6回程度開催中。

●書籍情報
書名:ニッポンのアンティークしおり
著者:豊嶋利雄
発売日:2023年5月
仕様:B6 並製 総264頁
定価:税込2,200円
ISBN:978-4-7661-3775-0

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