静岡県浜松市に本社を構える万年筆専門店のBUNGUBOX(ブングボックス)は、創業10周年を迎えるにあたり、地域の特産品である「みかん」をモチーフにした万年筆を2022年1月24日に発売した。

万年筆の価格は字幅EF・F・MF・M・Bが税込4万8,400円、字幅Z・MSが税込5万600円。インクの価格は同3,300円。

発売したのは、「三ヶ日みかんー早生ー 万年筆」と、2012年に発売し今回復刻した「みかん」インク。
万年筆の軸の色はいわゆる”ビタミンカラー”の鮮やかな「みかん色」で、ペン先にはみかんの花の刻印入り。
さらにキャップはみかんの白い花をイメージし、そこに輪島の蒔絵師によるみかんの輪切りの螺鈿細工を施した。

箱にもこだわり、みかん箱のような段ボール型を採用。三ヶ日みかんのロゴマークを入れる事でリアル感と大人の遊び心をくすぐるデザインに仕上げている。

例年11月から12月にかけてのみ出荷され、味がしっかり濃く甘味と酸味の絶妙なバランスが特徴の「早生みかん」。そんな希少価値が高く人気の「早生みかん」が、2022年2月に10周年を迎えるBUNGUBOXの記念万年筆にふさわしいと今回の商品名に採用したという。
同社が地元の三ヶ日町農業協同組合に三ヶ日みかんのロゴマーク使用の承認を得た後、セーラー万年筆に製作を依頼した。

販売数量は万年筆が初回120本。インクが初回100個。