ナカバヤシは、高級筆記具ブランド「TACCIA（タッチア）」から、万年筆コレクション「百工比照（ひゃっこうひしょう）」シリーズの第2弾を2021年8月上旬に発売した。

諸種の工芸が編纂された歴史的な価値のある「百工比照」に着想を得た漆万年筆シリーズの第2弾。「百工比照」は、加賀藩五代藩主・前田綱紀が各分野の様々な工芸を集めたコレクション資料で重要文化財として指定されているが、その資料の中から武士の刀の鞘に塗られていたおしゃれな表現がルーツとされる漆工芸を万年筆に表現した。

今回、シリーズ第1弾に続き「珊瑚（さんご）」「灯火（ともしび）」「星影（ほしかげ）」「松葉（まつば）」「紅柄（べんがら）」の5デザイン、ペン先7種類の計35品番を追加した。製作は輪島塗の技法を継承しつつ新たな漆の可能性に挑戦している輪島市の漆工房に依頼。前作同様華やかな塗りは継承しつつ、新しい表現を追究した。価格はペン先サイズ EF/F/MF/M/Bが税込97,350円、同Z/MSが税込￥99,000円。

各デザイン50本の限定生産で、シリアルナンバーと作者名の刻印が入る。また、本体はちりめん布のペンケースで包み、桐製化粧箱の中におさめられており、和の高級感を感じることができる。