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【新製品】ノートの不満を解消した文具メーカーならではのデジタルノート! キングジムとワコムが連携

キングジムは2019年12月4日、E Ink社の電子ペーパーディスプレイとワコムのデジタルペンを採用したデジタルノート「フリーノ」を発表した。

クラウドファンディングサービス「Makuake」を利用したプロジェクトを同日開始し、2020年2月28日まで支援を募る。目標金額は500万円だが、12月6日時点で1500万円の支援が集まっている。また、一般発売は2020年5月ごろを予定している。オープン価格。

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新製品発表会は、
東京・東神田のキングジム本社で開かれ、同社から亀田登信常務取締役開発本部長(写真左)と「フリーノ」の開発を担当した東山慎司氏(写真中央)、ワコム掛晃幸シニア・ディレクター(写真右)が出席し、製品紹介とデジタルペン技術についての説明を行った。

亀田常務は「これまでのノートの不満を解決する文具メーカーならではの新たなデジタルノート」として、「フリーノ」を紹介。

続いて、東山氏が「弊社のアンケート調査によると、ノートに書いた情報がどこに書いたかわからなくなってしまったという方が半数以上いることが分かりました。せっかく書いた情報を活用できないのはもったいないですよね。自慢できる話ではないですが、私もこのような経験からノートを取ることに挫折してしまいました。一方で、ノートを使用されている方の意見として、書いた方が記憶に残るという理由が多くを占めています。記録するだけではなく記憶するためにあえてノートを使用されていることが今回分かりました」と新製品を開発した理由を説明した。また、「『フリーノ』はデジタル機器でありながらも、文房具らしい親しみのあるノートであることにこだわりました。ノートとしてお使いいただくためには、紙のような見やすさと書き心地が重要ではないかと考えました」と文具メーカーならではのこだわりを口にした。

「フリーノ」は筆圧検知により、紙に書いたようななめらかな書き心地のデジタルノート。本体にはノート、ドキュメント、カレンダー機能を備え、約13,000ページのノートと約2,000ファイルのPDFドキュメントが保存できる。重さは約240g、ストレージは8GBを内蔵。

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画面にはE Ink社の6.8インチ電子ペーパーディスプレイを採用しており、紙のようにくっきりとした表示が可能。しかも、フロントライトを搭載することで、暗い場所でも使用できるようにした。また、ワコム製のデジタイザとデジタルペンにより4,096段階の筆圧検知ができ、紙にペンで書いたようなスムーズな書き心地を実現した。

保存したデータはUSBケーブル、microSDに加え、無線LANを内蔵しているため、オンラインストレージサービスのDropboxと連携できる。本体カラーは日常に溶け込むナチュラルなマットベージュを採用。同プロジェクトでは専用カバーをセットしている。

【プロジェクト概要】
プロジェクト名 思うがままに、好きなだけこの1冊に。デジタルノートFreno(フリーノ)
プロジェクトページ https://www.makuake.com/project/freno/
実施期間 2019年12月4日(水)~2020年2月28日(金)

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