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【新製品】ガラスペン先を採用したユニークな万年筆

大分県豊後高田市でオリジナル万年筆を展開するワンチャーは、ガラスペンのような“ガラス・ニブ”を備えた万年筆「しずく万年筆 うらら」を2018年8月から発売している。価格は税抜30,000円。

同万年筆は、一見ガラスペンのように見えるが、胴軸の中のコンバータにインクを吸入し、そこからインクをペン先に供給する万年筆同様の構造を持った珍しいガラスニブ万年筆。かつて日本で開発された技術だが、戦後は日本では見られなくなり、台湾でこの技術が何代にもわたってひっそりと受け継がれてきたという。そして今回、この万年筆の発売により数十年ぶりに日本でも復活となった。

軸の素材には、ジェット機などに使われる特殊合金を採用。女性が使用することを想定し、細く優美なフォルムでなおかつ軽量で耐久性のあるボディを実現している。軸色には、紫陽花をイメージした艶やかな紫色を採用。「真空蒸着」という凝った着色技術により、1本1本個性のある色合いになり、同じ色合いのものは無いという。

2.jpgペン先サイズは中字程度、コンバーター&カートリッジの両用式で、長さは未使用時140㎜、 使用時(キャップなし)は119㎜。軸径は11㎜(最大径12㎜)。なお、ハンドメイドによる受注生産となっており、発注から納品まで1~2カ月程度かかる見込み。

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