「第27回 日本文具大賞」の表彰式が7月4日午後2時から、東京ビッグサイトで開催中の「第29回 国際 文具・紙製品展 ISOT」会場内で行われ、グランプリ製品を発表した。機能部門グランプリはオルファのカッター「キッター」、デザイン部門グランプリはK-DESIGN WORKSのノート「FLEXNOTE - UPWARD NOTEBOOK」がそれぞれ受賞した。

機能部門グランプリの「キッター」は子どもでも安心に使えるカッター。刃はプラスチックで覆われており、折る刃式はそのままに、刃の露出を極力抑えることで使用時および刃の交換時のケガのリスクを最小限に抑える。また丸みがあって軽い本体はこどもの手でも握りやすいように設計。刃折り器はスタンドにもなっている。「キッターは、博報堂様との共同企画から生まれた商品です。子どもたちが初めて触れるカッターなので、とことんまで細部にこだわり抜いて作っています。キッターで“切る・折る・しまう”を身につけてほしいです」と同社岡田社長。


一方、デザイン部門グランプリの「FLEXNOTE - UPWARD NOTEBOOK」は、手で引き抜く、指で押しはめる、という簡単な操作でページの着脱ができる、国内初のディスクバインド方式のノート。最大の特徴となるページ編集機能で、自分だけの一冊をカスタマイズすることができる。「生活の中でデジタル化が進んでいるが、その中で対応できる新しいアナログのノートとして考えたものです。森林認証紙で作っているノートなので、地球環境にも貢献していければと思います」と同社榎本社長。