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【イベント】早矢仕有的の没後125周年を記念して『「丸善」を創った男 早矢仕有的資料展』を開催
丸善雄松堂、丸善ジュンク堂書店、丸善出版の3社は、共通の創業者である早矢仕有的(はやし・ゆうてき)の没後125周年を記念して、『「丸善」を創った男 早矢仕有的資料展』を2026年1月2日~13日9時~21時(1/2は19時、最終日は15時閉場)に丸善・丸の内本店4階ギャラリーで開催する。
福澤諭吉とともに日本の近代化に尽くした医師、早矢仕有的
早矢仕有的は、1837(天保8)年美濃国笹賀村(現・岐阜県山県市)に生まれ、亡父の職を継ぎ医師になった。その後笹賀村の庄屋(後に丸善の命名の由来にもなった高折善六)に非凡の才を見出され、多大な支援も得て江戸へ。江戸での修行後に日本橋で開業したほか、美濃国恵那郡岩村藩のお抱え医師になるなど、医師として成功をおさめた。1867(慶應3)年、有的が30歳の頃に福澤諭吉に出会い、福澤に傾倒した有的は慶應義塾に入塾、福澤の教えを受ける。医師としての基盤を持ちながらも明治に元号が変わったばかりの時期、外国商館に日本の権益が流れることを憂い、福澤の教えと勧めを受けて「丸屋商社(後の丸善)」を起業し、実業家としての道を歩み始めた。その後も医師の顔をもちながらも「日本初」の数々の事業に携わる。しかし成功ばかりではなく、起業した銀行の破綻を機に丸善をはじめ全ての事業から身を引いた。それでも1901(明治34)年2月に他界する直前までチャレンジ精神を失わずに挑み続ける人生を送った人物であった。
医師でありながら実業家として「丸善」を創業したほか、貿易、教育、保険、商取引などさまざまな日本の近代化の礎を築いた早矢仕有的だが、これまではその一面を断片的に語られるのみだった。本展では初めて早矢仕有的の生涯を真正面から取り上げ、功績や失敗、挑戦を続けた足跡について、滅多に披露されることのない資料から辿るほか、早矢仕有的が生きた時代の人々、商業などに関する講演会やギャラリートークなども開催する。
【『「丸善」を創った男 早矢仕有的資料展』開催概要】
会 期: 2026年1月2日(金)~13日(火) 9時~21時(1/2は19時、最終日は15時閉場)
会 場: 丸善・丸の内本店4階ギャラリー (東京都千代田区丸の内1-6-4 丸の内オアゾ内)
主 催: 丸善雄松堂、丸善ジュンク堂書店、丸善出版
協 力: 慶應義塾
講演会: 会期中会場内で講演(各回定員30人)
①1月10日(土)16時~ 都倉武之先生(慶應義塾福澤研究センター教授)
②1月11日(日)14時~ 小林昌樹先生(近代出版研究所 所長・慶應義塾大学講師)
③1月12日(月・祝)14時~ 〔自由対談〕佐々木聡先生(明治大学専任教授)ほか
ギャラリートーク: ①1月3日(土)14時~ ②1月9日(金)18時~
原田幸四郎氏(元丸善株式会社)
※講演会、ギャラリートークは要予約(12/1より予約受付開始)
特設サイト: https://www.maruzenjunkudo.co.jp/pages/hayashiyuteki2026
※講演会テーマなど、詳細が決まり次第順次情報を更新する
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