東京・銀座の伊東屋本店はこのほどリニューアルを行ったが（こちらの記事を参照）、それを記念したスペシャルトークイベントとして、ステーショナリーディレクターの土橋正さんをゲストに招き「土橋式 ワークチェアから始めるホームオフィス」を2021年9月25日(土) 14時から、G.Itoya 10F HandShake Loungeで開催した。

トークイベントでは、自宅に本格的なホームオフィスを作ったという土橋さんが、同店藤木篤志店長とトークを行いながら、こだわりのホームオフィスを紹介し、そこに凝縮された土橋さんの仕事の空間と道具についての考え方を披露した。

土橋さん（左）と藤木店長（右）

土橋さんがホームオフィスで重視しているものは、「仕事をしているときに一番体が接している」というワークチェアで、「ただ座るだけでなく、仕事に適切な姿勢を作るもの」だという。土橋さんの考える“仕事のための姿勢”とは、「アウトプット」と「インプット」をするための適切な姿勢のこと。アウトプットは前傾姿勢で、インプットは後傾姿勢になるのが適切ではないかと個人的に考えているそうで、その2つの姿勢を取りやすいワークチェアを使っているという。

トークイベントでは、アウトプットの姿勢（左）とインプットの姿勢（右）を実演しながら説明。

このほか、「デスクの茶室化」（必要最低限のものだけを置く）、「デスクのコックピット化」（自分にとって最適な場所に物を配置する）といったこだわりも披露。「今後テレワークが当たり前になっていくので、本格的にテレワーク環境を作っていった方がいいのではと思います。そのために、自分にとって最適なワークチェアを選んでいただければ」と土橋さん。

土橋さんのホームオフィスのデスクを普段愛用している文具とともに会場に再現。ワークチェアも土橋さんが使っているものと同じものを用意した。