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【イベント】バレットジャーナル発案者 ライダー・キャロル氏が公式ガイド発売記念で来日トークショー

世界中で大ブームとなっているノート術「バレットジャーナル」の発案者であるライダー・キャロル氏が初めて書き下ろした公式ガイド『バレットジャーナル 人生を変えるノート術』(ダイヤモンド社)が2019年4月18日(木)に発売。同書の発売を記念して4月20日(土)14時から、銀座 伊東屋G.Itoya10Fハンドシェイクラウンジで、ライダー氏の来日トークイベント(主催:ダイヤモンド社/平和堂)が行われた。

バレットジャーナルとは、箇条書きを使ってメモし、記号や移動を活用しながら、思考・情報・タスク・時間・習慣・目標など、「自分」のすべてを主体的に整理・管理することができるもので、アメリカのデジタルプロダクト・デザイナーであるライダー・キャロル氏が編み出した独自のノート術。幼少期に注意欠陥障害(ADD)という発達障害の診断を下され、日常生活を送るのに苦労したことから、頭の中を整理するために試行錯誤して編み出したという。

トークショーでは、文具ソムリエールとして活躍している菅未里さんも登場し、ライダーさんとともにバレットジャーナルについてトークを行った。ちなみに菅さんは、バレットジャーナルの公式ノートを発売する、ドイツ老舗高級ステーショナリーブランド「ロイヒトトゥルム1917(LEUCHTTRUM1917)」のノートを長年愛用しているそうだ。日本でも大きな注目を集めているメソッドであり、その発案者から直接話が聞けるとあって、会場は満員御礼となった。

まず、「みなさんがバレットジャーナルとして目にしているものは、私が長年色々試した中で最も効果をあげたものです。私ができたので、みなさんもできます」とライダーさん。そして、「『難しい』『続けられない』という人がいますが、簡単に始められる方法は有りますか」という菅さんの質問には、「SNSなどを見ると美しいアートのようなバレットジャーナルもあります。それを見てちょっと難しいと思う人もいるのでしょう。もちろん、システムの基盤をきちんと理解していれば、きれいなバレットジャーナルを作ることに問題はありません」と話し、さらに続けて「みなさんがバレットジャーナルに関心を寄せているのは、自身の生活に課題があるからでしょう。自分にとってのニーズを見極めて、そのニーズを助けてくれるツールを活用する、というところから始めるといいと思います。唯一必要なのは、書く時間を設けるということです」とアドバイスした。

また、菅さんが「バレットジャーナルの最新ワザはありますか」と質問したが、「常に新しいものを発明していますが、みなさんのお役に立つと思ったものを公開しています。今回の本の中には、まだみなさんが目にしていないようなこともたくさん載せています」とライダーさん。そして、「バレットジャーナルのコミュニティのみなさんから、いろんなアイデアが送られてくれるので、それも試しています」という。

2人のトークの後に質問タイムとなり、「ノートのサイズに悩んでいます」という質問には、「今のかたちになるまでには色々なノートに書いていましたが、今は持ち運びしやすくてバッグに入れられるサイズに落ち着きました。でも、みなさんそれぞれに丁度いいサイズがありますので、それがベストではありません」と話した。

会場では、『バレットジャーナル 人生を変えるノート術』や「ロイヒトトゥルム1917」のバレットジャーナルの公式ノートも販売。ライダーさんのサイン会も行われた。

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『バレットジャーナル 人生を変えるノート術』(税抜1,600円)


なお、同イベントに先がけてプレスイベントが行われ、その中でもライダーさんがバレットジャーナルについて詳しく語っている。その詳細は後日改めて掲載する。

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