1. イベント
  2. 【イベント】丸善日本橋店で「第9回世界の万年筆展」を開催中!

【イベント】丸善日本橋店で「第9回世界の万年筆展」を開催中!

東京・日本橋の丸善日本橋店では、恒例の「第9回世界の万年筆展展示即売会-万年筆と過ごす時間-」を2018年3月7日(水)~3月13日(火)まで開催。地下1階の文具フロアには、国内外の有名ブランドの万年筆が一堂に勢揃い。また、各フロアを使って各種イベントも連日行っている。会期初日の7日に会場を訪れたので、その模様をリポートしたい。

*イベントの詳細はこちらへ。

「コト」を楽しむイベント

「今年は、例年以上に初日から大勢のお客様がみえています」と、同店文具グループ長の谷本大介さんも驚くもほどの賑わいとなっているそうだ。限定販売している万年筆福袋を目当てに、朝から並ぶお客も多かったようで、初日で売り切れになってしまった福袋もあったほどだという。

「手作り万年筆のメーカーさんも出展されていますが、モノをネットで買うような時代にあって、職人さんと会話をしながら買い物をするような体験を楽しめるというのがここでの役割かなと思っています。今回で9回目の開催になりますが、“コト”を楽しむイベントに成長できたのでは」と谷本さんは言う。

限定万年筆などずらり!!

会場には、国内外の有名ブランド22社から選りすぐりの万年筆がずらりと並んでいる。同店限定の万年筆もいくつか用意しているが、すでに初日の段階で、品薄になってしまった万年筆もあるそうだ。(*数量限定商品は、この記事がアップされた時点ですでに完売してしまっている可能性もありますので、ご了承下さい)

4.jpg薄紅色が上品な、同店品のパイロット「ベスト型漆塗り万年筆 牡丹」(税込6万4,800円、限定80本)。漆塗り万年筆に使われているベスト型をベースに、プレーンなタイプに仕上た。第2弾の今回は薄紅色の漆をかけ、凛とした気品をまとわせたという。

5.jpgグリーンが鮮やかな、同じく同店限定品のセーラー万年筆「キングプロフィット AL グリーンキール」(税込10万8.000円、限定20本)。同社のフラッグシップである「キングプロフィット」を金属軸で仕上げた丸善日本橋店オリジナル万年筆の第3弾。船の重心を感じさせる重量感や鮮やかなボディと透明感のあるパーツで抜群の存在感を漂わせている。



6.jpgプラチナ万年筆「#3776 センチュリー忍野(おしの)」(税込2万1,600円)。2月に発売された「#3776 センチュリー」万年筆の新製品。水のような透明度を追求した透明軸が特徴(こちらの記事も参照)。



8.jpgラミーの新製品「ラミー アイオン」万年筆(税込1万800円)。プロダクトデザイナーでモダンデザインの巨匠、ジャスパ―・モリソンがデザインを手がけた(こちらの記事も参照)。



7.jpgこちらは、“万年毛筆”の新製品、呉竹「万年毛筆 夢銀河 鹿角 桜色」(税込5万4,000円)。キャップ・軸の素材に鹿の角を使用し、春の季節にふさわしく桜色に染め上げた。

各種イベントも連日開催

万年筆に関連したイベントも連日開催。1Fでは、笑暮屋「エボナイト万年筆販売」(3月7日~13日)、ユーロボックス「ヴィンテージ万年筆販売」(3月7日~11日)、仙台大橋堂「手作り万年筆の実演・販売」(3月7日~13日)、中屋万年筆「手作り万年筆の実演・販売」(3月8日~10日)、セーラー万年筆のインクブレンダー石丸治氏による「インク工房」(3月11日~13日、最終日は15時まで)を開催。また地下1Fでは、パイロットやサンライズ貿易のペンドクターによるペンクリニックや、パイロットの万年筆組立て教室などを行う。このほか3Fでも、「万年筆で書くオリジナルシグネチャー」(3月11日)など関連イベントを実施。

11.jpg12.jpgエボナイト軸の万年筆を製造・販売している「笑暮屋」が1Fに出展。下写真は、大人っぽい緑色が美しいエボナイト軸の万年筆「鏡花 Mサイズ 薫風」(税込4万3,200円)。



9.jpg東京・銀座の万年筆専門店「ユーロボックス」が、ヴィンテージ万年筆を多数出品。写真の万年筆は手前から、パイロットの研出蒔絵万年筆「雉」(税込29万7,000円、1950年代)と、プラチナ万年筆の螺鈿蒔絵万年筆「松島」(税込30万7,800円、1930年代)。



また、地下1Fでは、パーカー創業130周年を記念した「アニバーサリーフェア」を展開。フェアには、創業130周年を記念した「デュオフォールド」の特別限定品として、世界1300本(国内限定100本)限定で発売した「デュオフォールド クラフトオブトラベリング リミテッドエディション センテニアル万年筆」(税込43万2,000円)を出品している(こちらの記事も参照)。

2.jpg3.jpg特別限定品の大きなパネルが掲示されたパーカーフェアの会場。お目当ての特別限定品は、「本日入荷分は完売してしまいました。明日また入荷予定なのですが」とのことで残念ながら拝見できなかったが、蒔絵が見事な限定万年筆「デュオフォールド 蒔絵『流水』リミテッドエディション」(下写真)も出品されていた。

インクにも注目

最近ブームとなってきている万年筆のボトルインクでも注目の商品を品揃え。丸善オリジナル「丸善アテナインキ」は、毎年同店限定商品を用意しているが、今年は初代日本橋の素材に使用された樹木をイメージした「日本橋 欅」(税込2,160円、限定300個/一人3個まで)を販売。また、歴代の限定インクも復刻して販売しているが、すでに売り切れとなっているインクもある模様。

さらに、セーラー万年筆が100色を揃えたボトルインクとして話題の「インク工房 染料 20ml」(こちらの記事も参照)も先行販売。立ち止まって見ているお客の姿が目立った。


13.jpg

「丸善アテナインキ」の限定品と復刻品


10.jpgセーラー万年筆の100色インクも先行販売

【文具のとびら】が気に入ったらいいね!しよう