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【コレ買いました!】混ぜると楽しい! 「ミクサブルインク」に挑戦!!

北澤孝之(Bun2編集長)

前回は、プラチナ万年筆の「#3776 センチュリー」の新色「ローレルグリーン」を購入したという話を書いた。それで、この万年筆に入れるインクについてどうしようか悩んだのだが、せっかくだからこの際、以前から気になっていた「ミクサブルインク」に挑戦してみることに決めた。

「ミクサブルインク」は、同じくプラチナ万年筆から発売されている、自分の好みの色を調合できる万年筆インクで、全9種類のインク色から好きな色を選んで調合できる。

「ローレルグリーン」は、透明ボディながら、深みがあって美しい緑色の万年筆なので、それに相応しい色を「ミクサブルインク」で作ってみようと思う。最近、インク容量20mlの「ミクサブルインク ミニ」も発売されたので、より気軽にインクが作れそうだ。

どんな色のインクを作ろうか。緑色の万年筆なので、やはり緑系のインクがいいいだろうか。どうせなら、濃い目の色味よりは、淡い色の方が、インクの水分が蒸発して色が濃くなる心配がないスリップシール機構の恩恵を実感できていいかもしれない。その方が透明ボディに相応しいだろう。ということで、淡く透明感のあるターコイズグリーン系の色を目指すことに決めた。

インク2.jpg購入したのはこちらの「アクアブルー」と「リーフグリーン」。ミクサブルインクのカラーチャートやネットで調べた情報を手がかりにこの2色をチョイスした。ちなみに、このボトルは上から見るとひし形になっていて、ビジュアル的にもなかなかおしゃれだ。


インク3.jpgインクと併せて「万年筆インク調合キット」も購入した。インクうすめ液と空ボトルが各1個、スポイト2本がセットになっている。このほか、調合したインクを保存するためのエンプティーボトルも、せっかくなので購入した。

用意が調ったので、早速インク作りを始めよう。

インク5.jpgインク4.jpg2つのインクのデフォルトの色味はこんな感じ。これをスポイトで少しずつ混ぜながらインクを調合していくのである。本当はちゃんと計量しながら慎重に調合した方が、今後同じ色のインクを作る場合に都合がよいのだが、そこは大雑把な人間なのでご容赦いただきたい。


インク7.jpgスポイトでちょとずつインクを調合して、そしてできたのがこのインク(途中経過を撮影しながら作るつもりが、つい夢中になって忘れていました、すみません・・・)。インクの割合は、アクアブルーが8でリーフグリーンが1、うすめ液が1という感じ。なので、リーフグリーンのインクはほとんど減っていない。


インク6.jpg
早速、「ローレルグリーン」にインクを入れて試し書きをしてみた。イメージしたものよりは若干薄めの色だったが、なかなかきれいな色だ。初めてにしては上出来だと自画自賛しているが、いかがだろうか?

ちなみに、万年筆のペン先は細書きのFを選んだが、思ったよりもかなり細く書ける。日本の万年筆は、画数の多い漢字を書くので、欧米の万年筆よりも細書きになっているというのはよく言われていることだが、それにしてもEFじゃないのかと思うぐらいの描線の細さではある。それでいて力をあまり入れなくても、すうっと書けるのが気持ちいい。

さっきも書いたように、リーフグリーンが大分余っていてもったいないから、これでまた別の色を作ってみてもいいのかもしれない。同じ系統の色を作っても面白くないので、別の色のインクを追加した方がよいだろうか。などと考えているうちに、インク作りにどんどんはまっていきそうだ・・・。

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