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【コレ買いました!】左利きでもすいすい書ける水性ボールペン「uniball ZENTO」

文具のとびら編集部

三菱鉛筆が2025年2月3日に発売した「uniball ZENTO(ユニボール ゼント)」。
報道資料には“革新的な筆記体験を提供する新商品”、”新感覚のすいすいとした書き心地を実現”とありましたが、筆者は「これは私には使いこなせないかな」と早々から諦めモードでした。
というのも、筆者は左利き。これまでに何度も水性ボールペンで挫折を味わってきたからです。

左利きは文字を書く方向が右利きの人とは逆になるので(例えば左から右に線を引く場合、右利きの人は「引き書き」になるのに対し、左利きの人は「押し書き」になります)、ボールペンのペン先のボールがうまく回転しなくなってしまい、インクが出ない、かすれてしまうということがよくあります。
筆者の場合、特に水性ボールペンでその現象が起こりやすく、社会人になってからは水性ボールペンを避けるようになってしまっていました。

ただ報道資料にあった「従来の水性インクの書き心地をそのままに、にじみや速乾性を改良した新開発の水性インク」というのが気になり、「もしかしたら左利きでも『水性ボールペンのなめらかな書き心地』というものを体感できるかも?」と期待を込めて、購入を決めました。

ボール径0.38でもかすれない!感動の書き心地

そんなわけで、指折り数えて迎えた発売日。「店頭で試し書きをしてから買おうっと」とのんびり構えていましたが、特に人気の「uniball ZENTO Signature model」、「uniball ZENTO Flow model」は発売日からすでに品薄に。数日間、会社や家の近くの文具店10店舗近くを回りましたが、現物を見ることすら叶いませんでした。大人気…!
幸いなことに、筆者の場合は「『ZENTO』が全然見つからない」と周囲に話していたところ、なんと友人が近くの文具店を見に行ってくれて(ありがた過ぎます)、タイミングよく発売されていた「uniball ZENTO Flow model」のアガットを見つけてくれました。

そんな風にしてお迎えすることができた「uniball ZENTO Flow model」。ちなみに同モデルは4色展開で、うちフローライトとアガットのボール径が0.38mm、ジェードとヘマタイトのボール径が0.5mmです。
左利きで、かつ書いた字が見えやすいように手首を曲げて巻き込みながら書くくせがある筆者。ボール径が細いものはどうしてもかすれてしまうので、普段は油性であってもボール径0.5mm以上を選んでいます。0.38mmには多少不安がありつつも、軸色があまりにかわいかったのでアガットを選びました。

さっそく試し書きをしてみました。
「すいすい」という言葉がぴったりのなめらかな書き心地です。ペン先が引っかかることなく文字を書けるので、肩に力が入らず、書き終わったあとの疲れ方も普段とは違う気がします。何より紙にインクがしっかりと乗る感じがあって、書いていて非常に楽しかったです。また速乾性の高いインクを使用しているということで、「自分の書いた文字をこすって手が汚れる」という”左利きあるある”が起こらなかったのもうれしいポイントでした。
4.jpgボール径0.38mmの細字はかすれが心配でしたが、ほとんど気になりませんでした。細かな字が書けるので、バーチカルの手帳にもたくさん使っていきたいと思います(写真はコクヨの「ジブン⼿帳DAYs mini」を使用)。書き込み欄が小さい書類を書くときにも活躍しそうです。
3.jpgまた、トメ・ハネ・ハライが表現できるのも新鮮でした。文字の強弱がきちんと出せるので、丁寧に文字を書きたくなります(写真はマークスの「EDiT」1日1ページ B6変型 スープルを使用)。

「左利きでも水性ボールペンをこんなに快適に使えるなんて!」とまずは書き心地の良さに感動したのですが、「uniball ZENTO」の魅力はその見た目にも。
2.jpg「uniball ZENTO Flow model」はアルマイト塗装を施したアルミ製のグリップと軸色に合わせた可動式カラークリップが特徴で、上質感があるのでビジネスシーンでも使いやすいデザインです。カラーも甘すぎない大人っぽい雰囲気で気に入っています。

「水性ボールペンはちょっと」という左利きの皆さん、ぜひ一度書き心地を試してみてください!

右利き編集部員からも好評

先日、「uniball ZENTO Standard model」(カラーは「カナリア」)を購入したという右利きの文とび編集部員にも感想を聞いてみました。
S__53698577.jpg「筆記体をスルスルと書けるような、ひっかかりのない、なめらかな書き心地が気持ちいいです。左から右、下から上、斜めなど、さまざまな方向から書いてもかすれづらいため、スケッチとかに使ってもよさそう!ゴムグリップが約8cm(スタンダードモデル)で、触れる部分全体をカバーしているため、手がぶれにくいです。安定して書けました」
デザインも含めてとても気に入っているそうで、さっそく「何本も欲しくなっている」と話していました。

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