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【2018年版手帳特集】迷ったらコレ!「書く」にこだわる人のダイアリー『ORDINAL』

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千葉 勇

皆さん、もう2018年に使用するダイアリーは決まりましたか。毎年決まったものを使用しているという方を除けば、11月から12月にかけて文具店や書店のダイアリーコーナーで気に入ったものを探してから、購入する製品を決めるという方が大半を占めるのではないだろうか。ただ、ダイアリーはメーカー数も種類もたくさんありすぎて、どこのメーカーのどの製品にするかを選ぶのが大変という声も聞こえてきそうだ。さんざん悩んで選んだものが、使いにくくて買い替えたという経験をお持ちの方もいるはず。そこで、迷ったらコレ、というお勧めのダイアリーを紹介したい。それはパイロットコーポレーションの看板商品「ORDINAL(オーディナル)」である。手帳メーカーの製品ではなく、筆記具メーカーの製品なので意外に思う方もいるかもしれないが、筆記具メーカーだからこそ、実は「書く」へのこだわりが詰まっているのだ。以下、こだわりのポイントを紹介したい。

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最初の手帳と「インスタント食品」と「ダッコちゃん」の関係

「ORDINAL」のこだわりポイントを紹介する前に、まず簡単にパイロットコーポレーションの手帳の歴史を振り返りたい。同社が最初に手帳(日付入りではない)を発売したのは昭和35年のこと。この年は、ローマオリンピックが開催され、インスタント食品やクレジットカードが登場し、ダッコちゃんが大流行したという。もう57年も前の出来事だ。ちなみに同社の創業は1918年で、2018年には創業100周年を迎える。筆記具メーカーとしての印象が強いものの、実は手帳の歴史も半世紀を超えており、長年培ったそのノウハウは手帳専門メーカーにも負けないものがある。

最初に発売した手帳は、「テト-002」という日付の入っていない黒表紙のシンプルな綴じ手帳。その後リニューアルを行ったものの、この手帳は現在まで販売を継続しているという。それを聞いて正直驚かされた。そのあと、日付入りの手帳も手掛けるようになり、30年以上続いている定番ラインアップも数多くあるという。長年愛用している方が多いので、罫線やレイアウトなどはあまり変更することがない。同じものが毎年継続的に手に入る安心感が、人気の理由のひとつになっているのかもしれない。

2018年版ダイアリーの主軸「ORDINAL」

営業企画部 文具企画グループの渡邉航平さん

最新の2018年版ダイアリーは、「ORDINAL」を主軸として、ビジネスのスタンダードタイプ「ビジネスダイアリー」、自分だけの組み合わせが選べる「コレトダイアリー」、たくさん書き込める日誌型の「ノートダイアリー」、個性派の「パーソナルダイアリー」、すべてのページが真っ黒で「ジュース」シリーズのパステル・メタリックカラーで鮮やかに書ける「ブラックダイアリー」、文字が大きくて見やすい「ユニバーサルダイアリー」などを品揃えしている。

ダイアリーの詳細は同社のホームページへ
http://www.pilot.co.jp/products/stationary/diary/

中でも看板商品と言えるのが、2008年に発売した「ORDINAL」。「お客様からいただいた手帳への思いや意見を集め、“今の時代に合ったスタンダードな手帳”を目指して開発した商品です。『自分だけの毎日』を大切に記録してもらうために、『いつも、日常的に』持ち歩いてもらうために、毎日の使いやすさを考えました」と話すのは、ダイアリーの企画・開発に携わっている同社営業企画部文具企画グループの渡邉航平さん。

使う人の自由度を高く設定し、“その人だけの日常を大切に記録する”というイメージで、「ORDINARY(日常、いつもの)」と「ORIGINAL(独自の)」とを合わせて「ORDINAL」というシリーズ名がついているという。

2018年版のラインアップは、「ORDINAL[ブラック]」A6スリム・縦長・B6、「ORDINAL[ポーチャリー]」B6、「ORDINAL[カジュアル]」A6スリム・B6、「ORDINAL[ノート]」A5・B5、「ORDINAL[本革]」A6スリム・B6の58SKU。5種類のカバーと5サイズの展開で、レイアウトは見開き1週間+メモ、見開き1週間バーチカル、見開き1カ月ブロック(「ORDINAL[ノート]」のみ)の3タイプから選ぶことができる。このほか、すでにカバーを持っている方のために、替えリーフも用意している。これらはすべて12月始まりの13カ月ダイアリーに統一している。

2017年版との違いは、「ORDINAL[ポーチャリー]」B6のカバー色の変更のみ。2018年版ではより明るい色へとカラー変更を行った。

ところで、渡邉さんが現在使用しているダイアリーが気になったので見せてもらうと、2017年版「ORDINAL[ポーチャリー]」B6の見開き1週間バーチカルタイプを取り出した。使い方は、基本的なスケジュールについては月間ブロックに書き込んで、1日に4~5件の予定が入ったような場合のみバーチカルを利用して時間管理を行っているという。月間ブロックにはざっくりとした予定を書いて、細かい予定はバーチカルに書くような使い方ができるのは、バーチカルタイプの良さかもしれない。手帳に使用しているペンはもちろん「フリクション」で、相性は抜群だという。


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渡邉さん愛用のダイアリーは「ORDINAL[ポーチャリー]」B6の見開き1週間バーチカル

「ORDINAL」こだわりその1│文字が裏抜けしにくいオリジナル手帳用紙

新オーディナル筆記例.jpg「書く」にこだわる人のダイアリーを謳うだけあって、用紙はオリジナル手帳用紙を使用している。書いた文字がにじみにくく裏抜けしにくい加工が施されているため、どんなペンでもよく書けるが、万年筆での筆記に対応しているのはパイロットコーポレーションならでは。また、紙の厚さにもこだわることで、同社の消せるボールペン「フリクション」で書いたり消したりを繰り返しても、しわになりにくく、しかも消しやすいという。「フリクション」ユーザーは使用する紙にこだわると、快適な使い心地が得られるというわけ。

紙の色は白ではなく、すべてクリーム色に統一しているが、これは白い紙だと光を反射しやすいので、目に優しいクリーム色を採用しているため。クリーム色のオリジナル手帳用紙は、「ORDINAL」シリーズ共通の特徴となっている。

「ORDINAL」こだわりその2│180°フラットに開いて書きやすい

紙のダイアリーは、デジタルツールでスケジュール管理する場合に比べて、一覧性が高いのがメリット。そのメリットを最大限に生かすため、「ORDINAL」は180°フラットに開く点にもこだわっている。ダイアリーを開いたときに紙が反り返ると、見にくくて書きにくいが、「ORDINAL」ならそのようなことがなく、開いてすぐに書き始めることができる。

また、迷わずすぐに目的のページを開くことができるように、色の違う2本のしおりとコーナーカットを設けている。コーナーカットとは、小口側(紙が綴じられている反対側)の下に設けた斜めに入っているミシン目。このミシン目を日付に合わせてカットしておくことで、瞬時に“今日”のページを開くことができる。これは地味なようで使ってみるとかなり便利な機能ということに気づくだろう。

「ORDINAL」こだわりその3│ゆとりのある書き込みスペース

書き込みスペースをしっかり確保するために、月日や時間の文字の大きさを控えめにしているのも、こだわりの一端。文字表記が必要以上に大きいと、その分、書ける範囲が狭くなるという考え方。

このほか、自由度の高いレイアウトも書き添えておきたいポイントの1つ。例えば、見開き1週間+メモの左ページの中央には、縦方向に薄い点線が入っているが、これはAM/PM、仕事/プライベートなどを使い分けられるようにするため。バーチカルタイプでは、時間軸の下にTODOリストを配置していて、その日の行動に合わせて時間を足して予定を書くことも、チェックボックスを足して使うこともできる工夫を凝らしている。

まとめ

手帳選びの決め手は、自分の行動に合った手帳を選ぶこと。パイロットコーポレーションの「ORDINAL」なら、カバーは塩ビ2種類、ポリウレタン、合成皮革、本革が各1種類の合計5種類、サイズはA6スリム・縦長・B6・A5・B5の5サイズ、レイアウトは見開き1週間+メモ、見開き1週間バーチカル、見開き1カ月ブロック3タイプ、価格は税抜1500円から5700円まで、58SKUの豊富なラインアップを揃えている。きっとこの中から自分に合ったものが見つかるはず。

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