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【イベントレポート】文具・紙製品の祭典「文紙MESSE2025」
日本最大級の文具・紙製品の見本市「文紙MESSE2025」(主催・文紙MESSE協議会:一般社団法人大阪文具工業連盟・大阪紙製品工業会・中部文具工業協同合)が2025年8月5日(火)、6日(水)の2日間、大阪市中央区のマイドームおおさかで開催された。同見本市は一般にも公開され、会場には親子連れなど大勢の来場者で連日賑わった。なお、8月31日(日)までWebでも開催されている。
62社が最新文具をアピール!
会場開催初日の8月5日朝10時から開会式が行われ、大阪ジュニアバンドが演奏とバトン演技を披露したあと、文紙MESSE協議会代表幹事で大阪紙製品工業会会長の黒田章裕氏(コクヨ会長)が「時代がどんどん変わり、お客様の働き方も大きく変化する中で、我々のビジネスそのものも、川上で商品を作り、お客様に必要なものを廉価で便利なものを提供し続けるというモデルは変わっておりませんが、その関わり方は大きく変わってきたのかなと思っております。会場では商品を並べるだけではなくて、その使い方とか効能などをお客様にお知らせして、新しい発見をしてもらっていますが、普段はお客様から離れたところにいる我々にもいい機会になっています。お客様の新しいニーズを、文具に携わる大勢の人たちが発見することができるので、ある意味では全員がものを作り、全員がお客様と接点をもって、経営者だけが大きな方向性で“便利なもの作ろうじゃないか”という謳い文句を言うだけではない時代に大きく変わってきたのではないかと思います。これから回を重ねる中で、我々自身が変化を遂げていく得がたい機会ではないかなと思っております」とあいさつ。続いて、黒田代表幹事をはじめ17人が参加してテープカットを行った。
会場には、文具メーカーなど62社が出展し、最新文具やイチ押し文具をアピール。各社ブースでは、商品を実際に手に取って試せる体験コーナーやワークショップなどを展開した。中には長い行列ができるブースもあり、様々な文具体験を楽しむ人たちで賑わっていた。
3F会場のもよう
2F会場のもよう
また、その場で文具が購入できるショップゾーンも用意。多くの来場者が買い物を楽しんでいた。
さらに、出展メーカーが、文紙MESSE開催の前後1年間で発売する新製品の中から、その年のデザイン性・機能性に優れた商品を投票で決定する「日本文紙MESSE大賞」の投票コーナーも設置。エントリー文具を見ながら真剣に投票用紙に書き込む人たちの姿が見られた。
このほか、台紙に記載された6社のブースを回ってスタンプを集めると抽選で、文具やオリジナル商品が当たる恒例のスタンプラリーを今回も実施したほか、講演会「文具の匠」(写真)や、「第8回ステーショナリー川柳コンテスト」を実施。
さらに、「日学・黒板アート甲子園®︎2024」で最優秀賞を受賞した好文学園女子高等学校美術部/黒板アートチームによる、黒板アートライブも行われた。
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