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【イベント】三菱鉛筆で恒例の「鉛筆けずり入社式」

4月3日は、多くの企業で入社式が行われたと思うが、文具業界では一風変わった入社式が毎年行われている。三菱鉛筆では毎年、新入社員が小刀で鉛筆削りにチャレンジする「鉛筆けずり入社式」を開催しているが、今年も3日午前11時から本社で実施。新入社員18人が鉛筆削りを行い、削った鉛筆で初心を「書き初め」した。

新入社員18人が小刀で鉛筆けずりに挑戦!

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今回で10回目となるこの入社式は、同社の鉛筆「ユニ」が50周年を迎えた2008年からスタート。新入社員が今後深く関わっていく筆記具に、より愛着を持つとともに、初心を手書きするという恒例行事となっている。

当日は、まず数原徹郎副社長が「入社して最初の仕事がこの鉛筆けずり入社式で、緊張しておられると思うが、リラックスして楽しんでもらえれば」とあいさつしたあと、鉛筆削りに挑戦。大勢の先輩社員や報道陣が見つめ緊張感が漂う中、黙々と鉛筆削りを行った。

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中には、「小学生の頃はよく削っていた」「高校生の時には削るのが好きだった」という人もいたが、およそ3分の2の人は今回が初体験のようだ。しかしその割には、結構きれいに削っている人が目立つ。話をきいてみると、「自炊をしていて包丁をよく使うので、刃物の扱いには慣れています」という人が2人もいたほか、「木を小刀で削るのが好き」「高校の授業で小刀を使う作業をしていた」という人も。どうやら、鉛筆削りは初めてだが刃物には慣れているという人が多い、というのが今年の傾向のようだ。

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途中、商品開発部デザイングループの竹本勉氏が見本を見せて、削り方のコツを伝授。竹本さんからは、「先端に近いところではなく、もっと手前から削りはじめる」「六角形の角の部分に刃をあてて削ると削りやすい」「刃を持っている手は固定して、鉛筆を持っている手の親指を刃に添えて押していく感覚」といったアドバイスがあった。

5.jpg鉛筆を削り終わったら、その削った鉛筆で入社の抱負を書き初め。「久しぶりに鉛筆で描きましたが、書き心地がなめらかでハマりそう」という頼もしいコメントも聞かれた。

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先輩社員と一緒に記念撮影




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