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【サンスター文具プレゼンツ・第25回文房具アイデアコンテスト】

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高畑正幸

サンスター文具は、文房具のアイデアを広く一般から募る「第25回文房具アイデアコンテスト」の募集を2019年11月1日から開始。現在募集中だ。(応募締切は2020年1月31日(金))

このコンテストは、今年で25回目を迎える文房具業界で最も歴史のあるコンテストで、毎年約 4,000 通の応募の中から入賞作品を選出。例年、プロさながらの本格的なアイデアから、笑顔がこぼれてしまうような手描きのアイデアまで多数の応募があり、受賞作品の中から商品化も多数行われている。今年も例年通り、「一般部門」と15歳(中学生)以下を対象とした「ジュニア部門」の2部門でアイデアを募集。審査員は安次富隆(プロダクトデザイナー)、ザリガニワークス(マルチクリエイティブ会社)、ヒャダイン(音楽クリエイター)、木原陽子(集英社 みらい文庫編集長)の各氏。

テーマは「つながる」

今回の募集テーマーは「つながる」。テーマについて、ポスターでは下記のように説明している。

サンスター文具の毎年恒例の文房具アイデアコンテストも今年で25回目。
商品アイデアを通してメーカーとユーザーがつながる試みを続けて四半世紀、ここまで歴史をつないでこれたのも、皆様のおかげです。そこで、今年は「つながる」をテーマに、文房具のアイデアを募集します。過去と未来をつなぐ記録も、人と人をつなぐメッセージも、点と点をつなぐ発想も、有史以来、文房具は、時間や空間を越えて、人の気持ちや知恵をつないできました。
新時代を迎えた今、私達には、きっとこれまで以上に、多様なつながりを考えることが重要になってくるでしょう。
そんなあたらしい時代につながる、素敵なアイデア、お待ちしています。

応募方法


一般部門は、応募作品の中からグランプリ(1作品、賞金100万円)、優秀賞(4作品、賞金10万円)、審査員特別賞(4作品、賞金5万円+副賞)、サンスター文具賞(1作品、賞金5万円+副賞)を選出。

ジュニア部門は、A.ペンケース・筆箱/B.国語・算数・理科・社会・図工/C.「つながる」で考えてみよう!(対象:文房具)の3つのテーマの中から選んで応募。応募作品の中からグランプリ(1作品、商品券10万円+副賞)優秀賞(テーマ別3作品、商品券5万円+副賞)、佳作(5作品、商品券3万円+副賞)を選出する。

応募方法は、Web、郵送、FAXの3つから選んで応募。*応募方法は公式サイトを参照。
応募締切は2020年1月31日(必着)。受賞者の発表は同社ホームページで行い、2020年5月31日(日)に表彰式を行う予定。

過去の受賞作品


過去の受賞作品は同社のホームページに掲載されているが。ここでは前回の一般・ジュニア部門のグランプリを紹介。
テーマは「OPEN!」

一般部門グランプリは、「色が現れるカッティングマット」。表層の下に色鮮やかなグラデーションの層が隠れているカッティングマットで、傷がつくと下の層の色が見え、使うほどに色鮮やかに変化していくというもの。
審査員の安次富氏からは、『生まれた時から傷つけられる運命を背負った裏方のカッティングマットに、表舞台への道を開くアイデアです。傷というマイナスイメージをプラスに変えるだけでなく、無個性な工業製品に個性を与えるアイデアでもあると思います。』と評価された。

ジュニア部門グランプリは、「タイムスリップ?!レッツゴマシン!!」。学習机の前と左右にスクリーンを配置し、学習内容に合わせた映像を投影することによって、たとえば歴史であれば、その時代にタイムスリップしたような気分で学習できる。また、病気などで学校に通えなくなった子供も、教室にいるような体験ができるというもの。
審査員の佐久間氏からは、『机の引き出しの中にあるタイムマシンはまだ作れないけれど、なら机ごと色々な時代に飛んでいけばいい。格好いい考えです。 それだけでも受賞にふさわしと思うけど、最後に書いてあった「病院で勉強する子供も学校に来ている気分になる」という一文にもう一度やられました。最高だ!』と評価された。

受賞作品は商品化も

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受賞作品のなかには、商品化される物も少なくない。サンスター文具では、受賞作品をもとに積極的な商品開発を行っており、そこから生まれた商品を「ロクイチブング」というシリーズとして発売している。
昨年は、本などからはみ出さずに貼って使える「線ふせん」など3アイテムが商品化、他にもミシン目で切り離すと「?」が「!」に変化する付箋 Piri-it!(ピリット)や、断面が桜の花の形の鉛筆「さくらさくえんぴつ」などは、ロングセラー商品として定着している。

表彰式

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表彰式では、各受賞者に、サンスター文具社長や審査員から表彰状の授与が行われ、その後の懇親会では、受賞作品が立体化されたモックアップの展示も行われる。作品のモックアップは、サンスター文具が制作し、受賞者に記念品として授与される。審査員から直接評価やアドバイスなどを聞ける貴重な機会だ。

当サイト編集長の文具王も審査や作品再現に


当サイト編集長の文具王は、サンスター文具とプロ契約しており、このアイデアコンテストにも協力している。具体的には毎年4000通を超える応募作品全てに目を通し事前スクリーニングを行い、審査員による審査の準備を行っている。また、受賞作品が決定した後は、表彰式に向け、受賞作品の再現モックアップ作成のディレクションと制作を行っている。
昨年度受賞作品の再現については、受賞作品の解説とともに、モックアップの制作風景をYouTubeにて公開しているので、関心がある方は閲覧いただきたい。

https://www.youtube.com/playlist?list=PLkkttuyEtHP26DfC1JtCoo4-aSkMfSydE

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