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【文具時評】文房具漫画がブーム!?〈後編〉
こんにちは、文具王です。
今回も、前編に引き続き、文房具がメインテーマに関わっている漫画を紹介します。
こうして並べてみても、内容はそれぞれかなり違っていて、「文房具という素材の多様性が様々なアプローチを可能にしているんだな」なんて思いますが、ともかく、むずかしいことはおいといて、まずは楽しんで読んでみてほしいですね。
※前編はこちら
『文具少女ののの』
『文具少女ののの』星屑七号 スクウェア・エニックス(文房具×戦う美少女)
あらすじ:才色兼備の女子高生“のの”が夢中なのは、イケメンではなくイケペン。パパからもらった絶対に芯が折れないシャープペンシル「ロクロック」に恋するののは愛の力で文具少女に変身し、人の悪意を吸収する悪しき文具「ブラックステイショナリー」を倒し、ロクロックと結婚するため戦う!
「悪しき文具と戦う」ってすごい話だな!
『夕焼けロケットペンシル』
『夕焼けロケットペンシル』あさのゆきこ メディアファクトリー(文具店×人情)
あらすじ:自宅の文房具店を手伝う小学六年生の女の子サトミは、引きこもりのお父さんに代わって文具店を立て直そうと奮闘、漫画家や学生、問屋の人達と関わりながら成長していく。
実はお父さんがネットでは有名な「文具神」だったり、お店に置いてあるヘンテコな文房具がどう見ても某K氏のイロブンコレクションだったりするのも見所です。
『消しカスくん』
『消しカスくん』村瀬範行 小学館(文房具ギャグ)
「コロコロコミック」に連載の文房具ギャグ漫画。小学4年生のボウズが持つイタズラ好きの消しゴム「消しカスくん」の、とにかくたたみかけるような下半身丸出しの子供向けギャグ連発していて、くだらないとおもいつつ見てしまう恐ろしさがあります。実は消しカスくん、自称「文具王」なんですよ。実際に立体消しゴムとしても、ショウワグリムから発売されています。『文具天国』
『文具天国』そにしけんじ 小学館(文房具ギャグ)
小学館の学習雑誌「小学5年生」「小学6年生」に連載されていた文房具ギャグ漫画で、小学生のたかしくんの机の上で気づかれないように繰り広げられる文房具たちのお話。ときには争い、時には協力してみんなたかしくんのために頑張るが、だいたい報われない。みんなの記憶にある学童文房具のあるある話が文房具視点で語られるのが面白いですね。
『文房具ワルツ』
『文房具ワルツ』河内遙 小学館(文房具擬人化)
ごく普通の文房具が、文房具からの視点のときだけは完全に人の形に擬人化された短編集です。ある意味、「文具天国」と近い世界のお話ですが、不器用な主人の悩みや苦悩を、傍らで見上げてちょっとお節介にもどかしく想う文房具達が登場しています。普段使っている自分のペンケースの文房具達を、少し丁寧に扱いたくなる文房具漫画です。
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