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【2018年版手帳特集】カレンダー兼用手帳が続々登場!!

北澤 孝之

2017年も残り3カ月を切り、いよいよ手帳商戦も本番を迎えつつある。

当サイトではこれまで、「2018年手帳特集」として、都内の有力文具店のおすすめ手帳を紹介してきたが、今回は弊社で発行している文具のフリーマガジン「Bun2」の北澤孝之編集長が注目手帳を紹介する。

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手帳も二刀流がトレンド!?

現在、手帳のフォーマットの中で主流となっているのがマンスリーだろう。手帳メーカー各社のラインアップを見ていても、マンスリー手帳に重きを置いていると感じることが多くなった。

従来は、ざっくりとしたスケジュール管理はマンスリーで行い、タイムマネジメントを含めた細かなスケジュール管理はウィークリーで行うというのが一般的となっていたが、今はそのウィークリーの役割がスマートフォンのスケジュール機能に移行しつつある。ただし、開くだけでスケジュールが一目で確認できる手帳の利点は他に代え難いと思うのか、「ざっくりとしたスケジュール管理は引き続き手帳で」と考える人は多いようだ。

マンスリーを選択するユーザーが増えれば、当然手帳メーカーとしても今まで以上にマンスリーの商品化に力を入れていくという流れになるわけで、その延長線上で登場したのが、今回取り上げる“卓上カレンダーと兼用になる手帳”。一見するとリングタイプの薄型マンスリー手帳だが、卓上カレンダーのようにデスクの上に立てておけるというもので、手帳界の“二刀流”とでも言うべきアイテムだろうか。


実は、手帳だけではなくてカレンダーでもスケジュール管理をするという人は結構いるようで、筆者も手帳・カレンダー兼用派だ。“スケジュールの可視化”という点でいうと、常にデスク上に置いてある卓上カレンダーは目に付きやすいわけで、非常に有効だと個人的には思っている。

カレンダー兼用手帳は、それを一歩進めて、「スケジュール管理ツールを一つにまとめるとすっきりしますよ」「カレンダーが持ち歩き可能になればもっと便利ですよ」という提案をした商品といえるだろう。昨年あたりからいくつか商品が見られるようになってきたが、今シーズンはさらにその種類が増え、さながらブームの様相を呈しているという印象だ。以下、その商品をいくつか紹介しよう。

卓上カレンダーにもなるダイアリー(LIHIT LAB.)

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LIHIT LAB.といえば、とじ具が開いてリーフの差し替えができるリングノート「ツイストノート」などの“1/3インチピッチシリーズ”が有名だが、手帳にもそれを応用してリーフの差し替えができる「コロモガエ ダイアリー」や「ダイアリーノート」を発売している。

同社が今回発売した「卓上カレンダーにもなるダイアリー」(*こちらの記事も参照)も、リングが開くツイストノートのとじ具を搭載しているので、当月のダイアリーリーフを一番最初のページに入れ替えるなど、好みの仕様にカスタマイズできるのがポイント。スリムなとじ具を採用しているので、カバンの中でもかさ張らずに持ち運びができる。さらに、マンスリーリーフに加え、手帳ユーザーからの注目度が高まってきているガントチャート(工程管理表)リーフでもスケジュール管理できるのもポイントだ。

ダイアリーのリングを上にして表紙を折り返すと、オモテ表紙とウラ表紙にエラストマー樹脂の滑り止めが付いているので、簡単にスタンドできる仕様。B6(税抜1,100 円)とA5(同1,200円)の2サイズで、表紙はペールピンク・ペールイエロー・ペールブルー・グレイ・ブラックの5色。

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カレンダー手帳(カール事務器)

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カール事務器から発売している「カレンダー手帳」は、文具ソムリエ―ル・菅未里さんが監修したことで大きな話題となっている。(*こちらの記事も参照)

コンパクトなA5 サイズなので、デスクでは卓上カレンダーとして、外出時には手帳として持ち歩くことができる。持ち運びの際に手帳が開かないよう、ゴムバンドを付けているのがポイント。ゴムバンドは、卓上で使うときにはストッパーの役目を果たすので、しっかりと立てておくことができる。

こちらも、「卓上カレンダーにもなるダイアリー」と同じく、リングは取り外し可能な仕様なので、リフィルの抜き差しが自由に行える。中身は、インデックス付きカレンダーと方眼紙のみのシンプルな組み合わせだ。

機能性はもちろんだが、表紙カバーにも菅さんはこだわったそうで、リバティ社製の生地を使用した4種類(スザンナ、ストロベリーシーフ、アンジェリカ・ガーラ、ペッパー)と、男性も持ちやすい黒レザー1種類を展開。各税抜1,950 円。

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キャンパスダイアリー・マンスリー 卓上タイプ(コクヨ)

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コクヨの定番人気商品「キャンパスノート」と同じコクヨオリジナル原紙を使い、シンプルで使いやすさで毎年好評の「キャンパスダイアリー」シリーズ。シンプルなマンスリーをはじめ様々なバリエーションを用意しているが、手帳としても卓上カレンダーとしても使える“マンスリー 卓上タイプ”が今年新たにラインアップされた。

ワンタッチで立てられるスタンドパーツ付きで、デスク上で立てて使うことができる。ブロック式マンスリースケジュールだけでなく、方眼罫のノートページも32ページ付いている。マンスリーページは記入欄が広くて書きやすく、方眼罫ページはノートの縦横を気にせず記入可能で、打ち合わせ時のメモ書きにも便利。A5 サイズ、表紙カラーはライトブルー・ピンク・ダークグレーの全3色、税抜950 円。

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A5デスクスタンドダイアリー(学研ステイフル)

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学研ステイフルの「デスクスタンドダイアリー」は、コンパクトなA5サイズ。卓上カレンダーにもなるダイアリー」と同様に、表紙と裏表紙に滑り止め機能があるので、デスクの上で滑らずに立てることができるのがポイント。また、卓上カレンダーと同等の用紙を使っているので、しっかりとしたつくりになっている。

月間スケジュールは、カレンダーより予定がしっかり書き込める大きなフォーマットを採用。方眼メモページも充実掲載している。表紙はシンプルなホワイトとグレーの2色で、税抜1,400円。

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カレンダー手帳 月間B6(サンスター文具)

サンスター.jpg今回紹介する中で、唯一キャラクターをデザインしたカレンダー兼用手帳を発売しているのがサンスター文具。ゴムバンド付きのリング手帳だが、卓上型ではなく、吊り下げてカレンダーのように使用できるところが他の商品と異なるところ。本文は、月間スケジュールとメモページ(横罫メモ&方眼メモ)。

キャラクターは、写真のスヌーピー以外にも、ムーミン、ポケットモンスターの計3キャラクターを展開しており、各2柄を用意している。税抜1,100 円。

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