プラチナ万年筆は、インクの乾燥を防ぐ「#3776 センチュリー」万年筆の「富士雲景」シリーズ第1作目となる「鱗雲（うろこぐも）」を2023年7月25日に発売した。価格は税込4万4,000円。

「#3776 センチュリー」の発売を記念して作られた「富士五湖シリーズ（2011-2016 年）」、富士が織りなす季節の情景を巧みな切削技術でボディに表現した「富士旬景シリーズ（2017-2021 年）」。そして新たな3シリーズ目として「富士雲景」が登場。富士山とその周囲を泳ぐ雲との共演から生まれる美しい景色からインスピレーションを受け、そのイメージを様々な加飾方法を用いて表現することをコンセプトに、シリーズ名を「富士雲景」と名付けた。

そして記念すべきシリーズ第1作目として「鱗雲（うろこぐも）」を発売。「＃3776 センチュリー」シリーズ初のバイカラーを採用。季節と時間に染められた富士の山肌を表現したダークブルーグレーのシックなキャップと、鱗雲の雰囲気を表現するために、これまでの富士旬景シリーズに見られた規則的なパターンではなく、あえて不規則なパターンでボディを切削。緻密な切削加飾が施されたクリアボディとのコントラストが魅力となっている。天飾にはシリアルナンバーを刻印し、ドーム内部には富士シリーズでおなじみの富士山ナットを装着している。キャップリングは、陰影の美しい彫刻仕上げ。また、約2年間インクの乾燥を防ぎ、いつでもさらっと筆記することが可能なスリップシール機構ももちろん搭載している。

ペン先は14金大型ペン（極細、細字、中字の3種）。特別カラー瓶インク「赤富士」（20ml）をはじめ、カートリッジインク（ブルーブラック）1本、コンバーターを付属。

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