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【ぶんぐるめ】東京・白山のかみもと文具で自然素材にこだわったおむすびを水曜日限定で販売

文具のとびら編集部

都営地下鉄三田線白山駅と東京メトロ南北線本駒込駅から徒歩5分の白山上向丘商店街に店舗を構える「かみもと文具」は、地元の人たちに長年愛されている老舗文具店。オレンジ色ののれんが目印だ。

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約160㎡の売り場に、定番文具・事務用品から学童文具、レター・カードやファンシー文具・雑貨といったパーソナル文具まで幅広く品揃えしており、ガラスペン「grippy(グリッピー)」などオリジナル商品も販売している(記事はこちら)。

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そんなかみもと文具では、毎週水曜日午前11:30から、店舗の外でおむすびの販売をしている。

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おむすびの他にもお弁当も販売しているようだが、記者が訪れた時にはすでにお弁当はなくなっていた。ちょうど近くの白山神社の紫陽花が見頃を迎えたためか、商店街の人通りが普段より多かったこともあり、お弁当は早々に売り切れてしまったようだ。

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おむすびの販売を開始したのは2022年6月のことで、ちょうど1周年を迎えたところだ。おむすびやお弁当は、本郷三丁目のお弁当屋・えんむすびが作っている。えんむすびとは以前から付き合いがあり、お店の手伝いをした際に「おむすびを販売してみたらどうか」とひらめいたそうだ。おむすびに使っているお米は、地元の堀江米店から仕入れた石川県小松市のこしひかり「蛍米」を使用。また、塩や具材も厳選。極力無添加になるように自然素材にこだわっているという。おむすびの具材はその日によって異なるが、一番人気の鮭は「必ず入れてほしい」とお願いしているそうだ。その人気の鮭は、「おばあちゃんが焼いてくれた鮭」を思わせる、素材感を感じられる味なのだとか。鮭弁当も人気だそうだ。

当初は、「文具店でおむすびを売ってるの?」と驚かれることが多かったようだが、「食べてみたらおいしかった」と言う人が多く、次第に地元の人たちに定着してきたという。おむすびの販売をきっかけに、店頭で食にまつわるイベントも開催。今年4月にカレーやコーヒーなどを販売するイベントを行い好評を博したそうで、特にカレーは絶品だったとのこと。7月29日、30日にもかき氷などを販売するイベントを行う予定(追記:“絶品”のカレーも販売されるようだ)。

取材後、購入したおむすびを食べてみた。おむすびは、おかか(左)と牛カルビ(右)の2個セット。牛カルビは、玄米のおむすびになっている。ちなみに、おむすび2個セットの価格は税込380円。おむすび販売1周年記念で、特別にゆで卵も付いていた。

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鮭の話を聞く前に買ったので、鮭を選ばなかったことを後悔したが、おかかも牛カルビもおいしかった。口の中でホロホロと崩れるぐらい柔らかい牛カルビは、甘すぎず辛すぎず、絶妙なバランスのタレが玄米に染み込んでいて食欲をそそる。つい夢中で食べてしまった。おかかも、素朴でシンプルな味が、このお米の持つ素材感を引き立てているように感じた。お米はもっちりとしていて、かめばかむほど甘味が感じられる。おむすびの塩加減も絶妙だ。ちなみに、この塩にもこだわっているそうで、沖縄・美ら海の天日塩を使っているという。文具店でこんなおいしいおむすびが食べられるなんて驚きだが、ぜひ多くの人に味わってもらいたい。

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【かみもと文具】
■所在地:東京都文京区向丘1丁目10-2オーベル白山101
■営業時間:平日 10:00~19:00/土日祝12:00~18:00(不定休)
*おむすびの販売は毎週水曜日11:30から

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