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伊東屋が提案する、働く人におすすめしたいワンランク上の筆記具

2018年の新年度がスタートし、オフィス街にはフレッシュな新社会人の姿が多くみられるようになった。多くの若者が社会人としての第一歩を踏み出すこの時期は、万年筆やボールペンなどの高級筆記具がよく売れる時期でもある。就職祝いの贈り物としてはもちろん、「社会人として相応しいペンを使いたい」と自ら選んで購入していく人も目立つようだ。

伊東屋では、「TOOLS FOR YOUR NEW LIFE」と銘打って働く人へ向けた筆記具を全店で4月上旬まで展開。“春なので、気分一新で良いペンを使ってみませんか”というコンセプトで、ワンランク上の筆記具を提案している。今回は、東京・二子玉川駅前の玉川髙島屋S・C南館3・4階にある伊東屋玉川店にお邪魔して、伊東屋がおすすめする筆記具を紹介してもらった。

*価格はすべて税抜表示になっています。

「TOOLS FOR YOUR NEW LIFE」をテーマに5つのシーンでおすすめペンを提案

伊東屋玉川店は、4階で高級筆記具を展開しており、売り場前面のショーケースで「TOOLS FOR YOUR NEW LIFE」としておすすめする筆記具をディスプレーしている。

「ギフトはもちろんですが、ご自身へのご褒美やお祝いとして買われていく方も多くみられます。また、新社会人に限らず、普段買えないものをこのタイミングで買おうと考えておられる方もいらっしゃいます」と話すのは、同店で高級筆記具を担当している佐藤俊介さん。

また、企画開発本部マーケティング部の石川真由美さんは、「“普段使いとはひと味違うワンランク上のペンを使ってみませんか”という提案をしているのですが、そのためのシーンを考え、シーンごとにおすすめのペンを提案しています」という。

シーンは5つ。「デスク」「アクティブ」「ミーティング」「カフェ」「ホーム」。それぞれシーンにぴったりの筆記具をセレクトしている。

8.jpg石川真由美さんと佐藤俊介さん

オフィスのデスクで使いたい筆記具

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オフィスのデスクで使うのに相応しい筆記具としておすすめしているのは、伊東屋オリジナル「ロメオN0.3」ボールペン(右写真/細軸7,500円、太軸8,500円、写真は「イタリアンブルー/ガンメタル 太軸」)と、パーカー「ソネット プレミアム」ボールペン(写真のパールPGT ボールペンは20,000円)で、「よい道具がデスクでの考える時間を後押ししてくれます」と石川さんは言う。

「ロメオ」ボールペンは非常に人気が高いが、「書き味もよく、重さもちょうどいいという声をよく聞きます」と石川さん。軸のマーブル模様が美しいが、これは1本1本模様が違うので、お店にあるペンを全部並べてその中から選ぶ人もいるのだとか。「軸色は紺が人気ですが、新色のアンバーも人気です」と佐藤さん。

一方、パーカー「ソネット プレミアム」は、人気の「ソネット」の高級ライン。細身のボディで女性にも使いやすく、「特にパールホワイトとピンクゴールドのアクセサリーのように持つこともできるタイプが女性の方におすすめです」(石川さん)という。

アクティブなシーンにぴったりの筆記具は?

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オフィスから外に出た「アクティブ」なシーンにおすすめのペンとして、パイロット「キャップレス」万年筆(写真右/写真の『キャップレス 絣 紺』は20,000円)と、カランダッシュ「エクリドール シェブロン シルバー」ボールペン(17,000円)を提案。どちらもノック式で、「フットワーク軽く、ノックすれば気持ちもオンになれるようなものを選びました」と石川さん。

世界で唯一のノック式万年筆「キャップレス」は、「胸ポケットに挿していて、すぐにサッと取り出して使えるので、ビジネスでの使用にもおすすめです」と佐藤さん。

また、「エクリドール」はノック音が非常に静かで、細身のボディなので女性にも使いやすいボールペン。また書き味も非常に滑らか。「インクが流れる溝が、普通は2本くらいなのですが、これは6本もあるので滑らかに書けます」と佐藤さんは教えてくれた。また、「シェブロン」にデザインされている文様は「縁起の良い文様とされています」という。

「ミーティング」のシーンには多機能ペンをおすすめ

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「ミーティング」のシーンに相応しいペンとしておすすめしているのは、ラミー「LAMY2000」4色ボールペン(写真右/12,000円)と、プラチナ万年筆「ダブル3アクション スターリングシルバー コウシ」多機能ペン(10,000円)。「色分けで使える多機能ペンをおすすめしています。お客様とのやりとりでの場面でも使うものとして、デザイン美に優れ、書き味も重視して選びました」と石川さんは言う。

「LAMY2000」4色ボールペンは、ビジネスマンに非常に人気の高い定番。また、「ダブル3アクション スターリングシルバー コウシ」は、「使い込むほどにスターリングシルバーの表情の変化が楽しめます」と佐藤さん。

オシャレなカフェに似合うペン

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「カフェ」で使うのにおすすめとして選んだのは、グラフ フォン ファーバーカステル「ギロシェ」ボールペン(写真左/25,000円、写真はオリーブグリーン)と、パーカー「デュオフォールド クラシック」ボールペン(50,000円、写真はブラックCT ボールペン)。「オシャレなカフェで気分よく書くのに似合うペンを選びました」と石川さんは言う。

「海外ブランドのボールペンというと、パーカーやウォーターマンなどが定番ですが、こういうブランドのボールペンもありますということで、ファーバーカステルをおすすめしています。また、パーカーだと『ソネット』はご存じの方が多いですが、“いつかはコレ”というあこがれのペンである『デュオフォールド』をより多くの方に知っていただきたく、あえて選びました」(石川さん)。

自宅では万年筆でゆったりと手紙を

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「ホーム」は、自宅でゆったりと手紙を書くシーンを想定して、ペリカン「スーベレーンM800」(左写真/55,000円、写真はブルー縞)とセーラー万年筆「プロフェッショナルギア インペリアルブラック」(30,000円)の2本の万年筆をセレクト。「どちらもやわらかい書き心地で、ゆったりとした気分で筆記できます」と石川さん。「プレゼントとしてよく選ばれています」と佐藤さんが言うスーベレーンは、ここでは「M800」をおすすめしているが、「女性の方は、より細身の『M400』か『M600』を好まれる方が多いです」という。

カラーバリエーション豊富な革ペンケースと組み合わせるのもおすすめ

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また、併せておすすめしているのが、伊東屋オリジナル「ロメオ」のペンケース(写真)。全14色とカラーバリエーションも豊富で、ペンと組み合わせる楽しさもあるという。「こちらは大人気で、ペンとセットで買われていく方が多いです」と佐藤さん。

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