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【連載/第3回】キットパスで「楽がき文化」を世界に広げよう!

日本理化学工業株式会社と協同事業として共にキットパスアート活動に取り組んでいる<特定非営利法人ひさし総合教育研究所>理事の渡辺です。

連載第3回目は、日本理化学工業株式会社と出会い、2018年1月現在日本理化学工業株式会社内にキットパスアート事務局を設置し、全国に1,650名を超える『キットパスアートインストラクター』が誕生しているプロジェクトを中心にお話をさせて頂きます。

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キットパスアートインストラクター制度について

新文具ひさし1.png『キットパスアートインストラクター』とは、日本理化学工業株式会社の企業理念に共感してくださった方が既定の養成講座を受講し、認定後には自主開催でお住まいのエリア等々で、キットパスの正しい使い方や楽しさを伝えてくれている方々のことです。

全国各地で開催されている2時間半の講座を受講または対面受講が困難な場合は通信講座でも取得することができます。

誕生のきっかけ NPO×企業との協働事業スタート

2013年春、子育て支援事業、親子で共に育つ共育(きょういく)をベースに活動していたわたしたち<特定非営利法人ひさし総合教育研究所>は、横浜市鶴見区で開催する親子イベントに出展してくださる企業を探していました。

これまでにも、子どもだけではなく、子育て期には親も共に育つこと、これが大切ということへの理解をしてくださる企業様と共に歩んできました。メンバーがキットパスのことを知り、これはイベントで盛り上がる!こどもたちが大喜びするだろうと早速オファーをすると快諾の連絡が!当日は、大山社長自らが朝から資材を搬入し、終日来場者へキットパスの使い方を丁寧にレクチャー、体験ブースは一日中親子の笑顔で溢れていました。

わたしたちは、イベント終了後に、純粋にもっと多くの人へキットパスを知るきっかけがあればよいのに・・・ほかの文具とちがって、これは使ってみないと楽しさがわからないと思ったのです。そこで、ノウハウがあったインストラクター制度の取り組みを提案しました。

工場見学もさせて頂きながら設計していくうちに、これは商品知識や使い方、手技スキルだけを伝授する講座にするのではなく、まずはキットパスが好き!という気持ちと、日本理化学工業株式会社が掲げる企業理念に共感してもらうこと、これが重要だと思いました。

出会いからわずか半年後の2013年10月、NPO×企業との協働事業の取り組みとして、第1回キットパスアートインストラクター養成講座を川崎市で開講し、同時に通信講座もスタートしました。

新180130インストラクター状況.jpgインターネット、SNS、口コミで、インストラクター制度がひろがって、年々力強い仲間たちが増えていったのです。

キットパスアートインストラクターの役割

お問い合わせで「絵心がないのですがインストラクターになれますか」という質問を多く頂きます。イラストが上手に描くことが出来たり、POPを習っていたり、美大卒だったり、経験がないとできないのではないかと不安になるのかもしれません。

しかし、キットパスアートインストラクターの役割は・・・

・子ども、親子のコミュニケーションツールとしての提案
・地域で人をつないでいくきっかけづくり
・キットパスの正しい使い方と楽しさを伝える

これに加えて、キットパスがどのように作られているか、工場見学をしたインストラクターは目で見て心で感じたことを自分の言葉でお話してくれています。また、書籍を手に取り読んだ人は、その中で感動した言葉を添えてくれます。

ひとりひとりキットパスアートインストラクターになろうと思ったきっかけは違いますが、共通して言えることは、「キットパスという文具がカタチになるまでのストーリーに共感してくれている」ということです。

キットパスを手に取ると、誰かに伝えたくなる、それが、キットパスアートインストラクターが全国に増えていく理由かもしれません。

インストラクター同士は、ライバルではなく『楽しさを共有する仲間』なのです。

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全国にひろがるキットパスアートの輪

4年で急激にインストラクターが増えたのは、事務局が講座開催するのではなく、キットパスアートインストラクター養成講座を開催することができる『本部認定講師』が年々増員、現在全国に46名です。この方々の力によるものが大きいのです。

北海道から九州まで主要都市をはじめとする地方開催は、事務局ではお伺いが難しいエリアの本部認定講師が中心となり、さまざまなイベントやワークショップ、交流会、勉強会などを開催しているので、インストラクターになったのちも、そのエリアで色々な活動をする方がいて、盛り上がりをみせています。

また、キットパスは他の文具や他の資格取得をした分野とも相性がよいこともキットパスアートが拡がった要因のひとつでしょう。
やり方や文具を制約するのではなく、どうやったら楽しくキットパスを使ったアート活動ができるか、むずかしいものではなく、簡単な方法でどうやったら楽しむことができるか、作品に優劣をつけるのではなく、みんなが「いいね!」と言えるか。が重要なのだと思っています。

多くの方々にはじめの一歩、手に取って体感してもらうことを大切にしていくことで、キットパスのファンが増え、仲間になってくれる人たちが益々増えていくことを願っています。

キットパス3-3.jpg数々のイベントにも出展(左)、キットパスは写真を組み合わせたり、他の文具を使ってデコレーションを加えていくワークショップとも相性抜群

キットパス3-4.jpgキットパスの体験会や販売促進でも活躍(左)、キットパス勉強会にて


全国のキットパスアートインストラクターの状況・本部認定講師さんの紹介などは、こちらからご確認ください。
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 パスフェス2018
 2018年6月16日(土) キットパスフェスティバル開催決定!
 いろいろなキットパスの楽しみ方を体験して頂くイベントです。
 ぜひ、ご参加頂ければと思います。
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 日本理化学工業株式会社 http://www.rikagaku.co.jp/
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