【連載】月刊ブング・ジャム Vol.14 GWスペシャル・その3
滋賀愛がすご過ぎるノート
――では、ここからみなさんがおすすめする文具の紹介になります。最初はきだてさんお願いします。びわ湖のノートですね。
【きだて】小・中・高と滋賀で過ごした俺は、コクヨ工業滋賀が作った「ノートブック〈ReEDEN PREMIUM Shiga〉(リエデン プレミアム シガ)」を紹介します。滋賀県民ですら分からない滋賀愛があふれていて、お前ら何がしたいんだよっていう(笑)。
(一同爆笑)
【きだて】ちょっとね、暴走がひどい(笑)。
【他故】やり過ぎなんですか?
【きだて】滋賀のモチーフが、表紙にニス引き印刷されてるんだけど…。
【高畑】しかも控え目なニス引きでね。
【きだて】薄いんだよ、これ。
――光にかざさないと見えないですよね。
【きだて】そう。その辺がね、滋賀県民の自信のなさというかね。
【他故】え~(笑)。
【きだて】結局、ハッキリ見えてるのは琵琶湖だけ、という。
【他故】こんなに色々と描いてあるんだ。
【きだて】これがねー、滋賀県在住とか出身の人ですら、何が描いてあるか全部分かるかどうか怪しいんじゃないかというレベル。
【高畑】何一つ分からないよ。
【他故】琵琶湖だけだよ。
【高畑】このたぬきの置物は分かるな。
【きだて】信楽焼ね。その隣に忍者がいるでしょ。
――あ~、甲賀忍者か。
【きだて】そう、ハットリくんに隠れて影の薄いケムマキくんの甲賀ですよ。で、その上がスキー場なんですけど、実は滋賀県が近畿におけるスキー王国なのを県外の人はほとんど知らない。
【高畑】みんな水に漬かっているという話なんじゃないの。
【きだて】水があるということは、雪もあるんだよ。
――そうか、北陸への玄関口だから、結構寒いんですよね。
【きだて】そう、小学生は冬になるとスキー遠足があるんだよ。滋賀県民でスキーやったことがない子はいないんだよ。
【他故】そうなの?
【きだて】そう、実は隠れた雪国なんですよ。このイラストのスキー場は滋賀の中ではわりとメジャーなびわ湖バレイとかマキノ高原とか、そういうところなんだろうね。
【高畑】お城は彦根城だね。
【きだて】そう、彦根城。天守閣が国宝に選ばれている5つのお城のうちの一つで。
――猫が住んでいるんでしょ?
【きだて】多分、「ひこにゃん」はちょっと使えなかったんだね。
【他故】著作権上の問題で(笑)。
【きだて】このもみじは、県の木でございます。知らないよね?
【高畑】知らない。
【きだて】その下にある山が伊吹山。こういうゴツゴツしたかたちの山なんですよ。
【高畑】この甕みたいなのは何?
【きだて】これね、俺も知らなかったの。
【他故】え~っ!
【きだて】コクヨ工業滋賀のある愛荘町は、10年くらい前に秦荘町と愛知川町が合併してできた町なんだけど、その愛荘町の民芸品の「びんてまり」というものなの。
【他故】うぉ~、せまい!
【きだて】ガラス瓶の中に、瓶の口よりも大きい毬が入っているというボトルシップみたいなやつ。
【高畑】へぇ~、そんなのあるんだ。どうやって入れたんだか分からないけどみたいな。
【きだて】というものだとコクヨ工業滋賀の人が言っていたけど、知らんわっていう(笑)。
――滋賀の中でも超ローカルなネタですね(笑)。
【きだて】愛荘町という土地自体、滋賀県民でもピンとこないローカルな場所で。彦根の南にあるんだけど。
【他故】そりゃ、滋賀県民が滋賀のこと全部知っているわけじゃないからね。
【きだて】滋賀県って、直線移動ができないわけですよ。琵琶湖で封じられているので。
【他故】あ~、確かに。
【きだて】だから、橋は一応2本あるけど、でも基本的に対岸の町ってすごく遠いのね。
【他故】対面の町のことなんて知らないよという。
【きだて】そして、俺が知る限りでは初めてという鮒鮨のアイコン化。
【他故】これ鮒鮨なの?
【きだて】そう。アイコンとして描かれた鮒鮨は初めて見たね。
――あ~、これ鮒の頭ですね。
【きだて】この端っこにあるのが、多分伊吹大根、そして日野菜。で、これがカブなんだけど、いくつか名産があるのでどれなのかはちょっと分からない。
――この牛はなんですか?
【きだて】これは近江牛じゃないですか。
――あ~、なるほど。
【他故】言われればその通りだけど(笑)。
【きだて】表側にいきますと、まず琵琶湖がありますね。
【高畑】それは分かるな。
【きだて】そして、琵琶湖の上に島のようなものがありますが、これが竹生島。その横に橋があって花火が見えます。さっきも言ったけど、琵琶湖には大きく2つの橋が架かっているのね。琵琶湖の一番くぴれたとこにある琵琶湖大橋と、南の先っちょにある近江大橋。で、花火と言えばおそらく琵琶湖花火大会なので、その会場に近い近江大橋の方だろうと。
【高畑】この、天秤担いでいるおじさんは何?
【きだて】これはね、滋賀県の小学生は高学年になると映画を見せられるんです。これがね『てんびんの詩』という、死ぬほど辛気くさい映画なんですが。
【高畑】道徳の授業とかで見せられるやつ?
【きだて】それこそ、視聴覚室とか体育館に集められて見せられるもので。滋賀県といえば近江商人。その近江商人が、小さい頃からエリート教育を受ける。まず、子どもの頃に鍋のふたを親から渡されて、「天秤担いでこれを売ってこい」と。これを「鍋ぶた行商」っていうんだけど、鍋のふただけなんて売れるわけがないんですよ。なんだけども、それを頑張って工夫して売って、「それでこそお前は近江の商人だ」って言われるまでを描いている映画で、そうやって幼い頃から近江商人スピリットをたたき込まれるわけですよ。それがここに描かれているんですよ。
【高畑】それこそ、変な生首の鉛筆削りを渡されて、「これを売ってこい」と言われたりするんだ(笑)。
【きだて】売れるじゃん! それは俺に売りに来いよ(笑)。
【高畑】いやいや、なるほど(笑)。
【きだて】その隣では、県鳥であるカイツブリが泳いでいて、その端っこにあるのが、米原の方にある地蔵川で有名なバイカモっていう水草なのね。
【高畑】あ~。
【きだて】梅の花の藻でバイカモってぐらいで、水草なんだけども、可憐な花が咲くんだよ。
(一同)ほ~。
【きだて】こんなのね、滋賀県民だって知らないんだわ(笑)。俺はたまたま知っていたけど。それで、下の方にはビワマスとかの魚がいて、県の花のシャクナゲがあって。
【高畑】いや、きだてさんすごいね。俺は、香川のノートがあったとしても、そんな解説できないから(笑)。
【他故】俺も、静岡のノートがあったとしても、3分の1も言えないと思うよ。
【きだて】何でだと思う? 静岡も香川も他に有名なものがいっぱいあるからだよ。滋賀県は琵琶湖しかないので、逆にこういう小さい情報を拾い集めちゃうんだ(笑)。
――なるほど(笑)。
【きだて】大きいものがいくつかあると、それ以外の小さいものは目に入らないじゃん。大きいものが一つだと、それ以外のものも目に入るんだよ。
【他故】あるある(笑)。
【高畑】なるほどね。
【他故】これ、答え合わせのページってないの?
【きだて】ないんだ。いっそ付けておいてくれよと思う(笑)。
【他故】欲しいよね。
【高畑】これ、ファミリーレストランに置いてあるやつみたいだよね。
【他故】サイゼリアのまちがい探しね。
【高畑】滋賀のレストランに行ったら、これが必ず置いてあるとかね。
【きだて】置いてあってほしいね。
【高畑】でも、すごいよね。滋賀に工場があって、それでオリジナルブランドだっていうのは分かるよ。分かるけど、何でここまで滋賀のことを熱く取り上げているのか。この間の「琵琶湖テンプレート」もそうだけどさ。琵琶湖のかたちを描くためだけのテンプレートなんておかしいじゃん。
(一同爆笑)
【高畑】全国的にモチーフが色々とあるじゃん。富士山とか。琵琶湖のテンプレートは作るけど、他のものは一切作らないじゃない。
【きだて】あのさ、うどん県を名乗っている県の出身者が何を言っているんだ(笑)。
【高畑】それがさ、琵琶湖テンプレートあります、うどんテンプレートありますとか、47のテンプレートを揃えたラインナップになるのかと思いきや、琵琶湖しか作らないじゃない。このノートも、「静岡おでん描いてあります」とかそれぞれの名産とかが描いてあるノートじゃなくて、滋賀しかやらないじゃないですか。滋賀だけ特別扱いで、過剰に熱い商品を作るところがすごい。
【きだて】コクヨ工業滋賀がこういうラインナップを出すまで、滋賀県に商品価値は一切ないと思ってたんだ(笑)。
(一同爆笑)
【きだて】で、こんだけラインナップ並ぶじゃん。うん、やっぱし商品価値ないなと(笑)。
【高畑・他故】いやいやいや(笑)。
【きだて】だって、滋賀県民以外は要らないし、滋賀民に訊いてみても「やっぱし要らないな」っていう(笑)。滋賀県民ですら要らないというものに対して、コクヨ工業滋賀はよくここまで情熱をかけられるなと思って。
――いや、いいノートですよ。
【きだて】もちろん、「キャンパスノート」を作っている工場ですから、ノートの品質は何の疑問もないんだ。
【高畑】しかも、表紙にこういう透明印刷を入れてきて。
【きだて】わざわざ透明印刷にしてるのも、なんか郷土愛に歪みがある(笑)
【他故】え~(笑)。
【きだて】どこまで自信ないんだっていう。
【他故】普通のイラスト入りでいいのに。
【きだて】そう、普通のイラストを入れればいいのに、何で透明印刷にするのっていう(笑)。
――それは奥ゆかしさなんじゃないですか。
【きだて】奥ゆかしいというかね、やっぱり自信が無いんじゃないかと。
【高畑】これ、全て琵琶湖の水に沈んでいるということでは。
【きだて】水没か(笑)。
――「平家物語」じゃないんだから。「水の下にも都はございます」って(笑)。
【きだて】壇ノ浦は滋賀じゃない(笑)。
【高畑】何となく、琵琶湖の強さがここに出ているというか。この全体のブルーにね。
【きだて】結局、琵琶湖に侵されているというね。
【高畑】琵琶湖の強さの中に、ちらほらと垣間見える、それぞれの名産みたいなものが。
【きだて】泡の中に浮かんでは消え(笑)。
【高畑】滋賀だけの特別扱いが、度が過ぎているというのがね。
――それが許されるんじゃないですか(笑)。
【高畑】「まあ、滋賀だしね」っていう。
【きだて】例えば京都がこれをやったら明らかに嫌みでしょ。
【高畑】そう、そこだよ。
【きだて】滋賀が、しかも透明印刷でやるから、ゆるされるという。
【高畑】みんな温かい目で見ないと。「何だよ」じゃなくて「頑張ったね」っていう。
【きだて】すごいおミソ扱いだよね(笑)。
【高畑】いやいやいや(笑)。何かね、憎めない感もあるんだよね。このノートに。
【他故】そりゃそうだよね。
【高畑】もちろん、僕が知らないことがこのノートの表紙に描かれているご当地ものだけど、あんまり嫌みはないし、ちょっといいかなと思う。
【きだて】その辺はセンスがあるなと思う。
【高畑】ちょっと控え目な感じがさ。
【きだて】まさにそれが、近畿における滋賀の立ち位置でもあるんだよ。1歩どころか10歩ぐらい引いているわけですけど。
【他故】いい感じだよ、本当に。
【きだて】ただ一つだけ、デザインに文句をつけたいところがありまして。
【他故】ほう。
【きだて】ここに3階建ての船が描いてあるでしょ。これがね、なんの船だか分からないんですよ。琵琶湖には遊覧船で「ミシガン」という、俺が小学生の時からある超ロートル船があって、見た目はそれっぽいんだけど、でもミシガンって外輪船なの。
【高畑】ああ、横にね。
【きだて】いや、後ろにでっかいホイールが付いてるんだけど、それがこの絵には付いてないの。
【他故】へぇ~。
【きだて】あの外輪がミシガンのアイデンティティなのに、付いてない。でも船のフォルムとしてはミシガンなの。もう一つ、ミシガンよりは新しい「ビアンカ」というのがあるんだけど、それとはかたちが違う。
【他故】ふ~ん。
【きだて】滋賀の小学生は、5年生になると研修で船に1泊させられるのね。
【高畑】え、え~!?
【他故】船中泊ってこと?
【きだて】そう。そういう船中泊をする「うみのこ」という研修船があるのね。だから、琵琶湖を走っている大きな船は「うみのこ」「ミシガン」「ビアンカ」の3つなんだけど、そのどれでもないんだ。
【高畑】見た目はミシガンに似ているんだけど、外輪がないんだ。
【きだて】だから、この船何?っていう。
【高畑】逆に、ミシガンだったら、外輪を描いておけよということだね。
【きだて】それは描くべきじゃん。
【他故】角度によっては見えないという言い訳をしているのかもしれない。
【きだて】でも真横じゃん。真横ならば見えるんだよ。
【高畑】外輪がないのだけはちょっと納得がいかないんだね。
――この波に隠れているとか。
【きだて】そう思ったんだけど、本来は舳先の上にまで外輪がきているので。
【他故】そんだけ特徴があるんだったら、外輪を描かないとおかしいよね。
【きだて】だから謎だなと思って。
――描いた人が滋賀県民じゃないとか。
【高畑】でも、滋賀の人じゃないとここまでのモチーフを描けないから。
【きだて】と思うよ。
【高畑】それにしても、たまたまきだてさんが育った滋賀だったというのが何かね。
【きだて】だから、コクヨ工業滋賀の人が、欠かさずリリースを送ってくるもの。ちゃんと俺宛のメッセージを付けて(笑)。
【他故】素晴らしい。どんだけ好かれているんだという(笑)。
【高畑】逆にいうと、そこに送らないで誰に送るんだという話だよ。
【きだて】ついでに言うと、サンプルも一緒に送ってくれないかな。東京で手に入れるの苦労するんだから(笑)。
【他故】そうだよね(笑)。
【高畑】これ、今買うとしたらどこで買うの?
【きだて】都内だと、日本橋に滋賀県のアンテナショップで「ここ滋賀」というのがあるから、そこで売っているんじゃないかな。
【高畑】滋賀県では売ってるんでしょ?
【きだて】滋賀県の文具屋さんに行くと買えるらしい。
――このノートのページにはミシン目が付いていて、切り取ると便箋になるんですよね。
【きだて】そう。1枚1枚切り離して便箋になるという。
【高畑】だから、印刷が片面なんだよね。
【きだて】切り離した状態でも美しくみえるようになっている。紙もいいし、何の不満もないノートだよ。
【高畑】外輪を除いて。
――改訂版を作ってもらえば?
【高畑】改訂版は大変だよ(笑)。
【他故】外輪をシールにして貼ればいいんだよ。透明だからよく分からないという(笑)。
【きだて】もし、次のロットがあれば、改訂を望む。
【高畑】毎年、「コクヨハク」に行くと何かしら滋賀文具が置いてあるよね。今年は何が出たのかを見に行くのも「コクヨハク」の楽しみではあるんだけどね。
【きだて】楽しみだよね。「ReEDEN」という、ヨシの再生プロジェクトも含めて、かなり積極的に頑張っているので、コクヨ工業滋賀自体はずっと強く応援しているから。
【高畑】日本のノートの心臓部みたいなところですから。
【きだて】「キャンパスノート」の全てをここで作っているんだから。
【他故】ど真ん中のところだよ。
【きだて】滋賀大震災とか起こったら、キャンパスノートが供給されないんだよ。
【高畑】ほんと大変。
【きだて】だから、「琵琶湖の水止めるぞ」よりも「キャンパスノート止めるぞ」の方が影響あるんじゃないか(笑)。
【高畑】割と影響あるよ。
【きだて】でもね、滋賀県民でも滋賀でキャンパスノート作っているの知らない人が多いから。
【他故】あ~そうなんだ。それは、知っててほしいよね。
【きだて】知ってるべきだと思うんだけど。
――滋賀の名産品として。
【高畑】名産品(笑)。
【他故】ここの表紙にノートの絵が描かれるぐらいにね。
【高畑】あっ、そうだよ!
【他故】そこまでやって初めて完成だよ。
【きだて】まさにその通りだよ。びんてまりとか入れてる場合じゃないぞ。滋賀の特産品としてキャンパスノート入れろよ(笑)。
【高畑】そうだね、誇りを持ってキャンパスノートを入れるべきだね。
――とりあえず、透明シール貼りましょうか。
【きだて】じゃあ、外輪とキャンパスノートは追加でやろうか(笑)。
【高畑】そうだね。そして今度は、キャンパスノートの絵を自信を持って入れてほしいね。
【きだて】そういうことだ。*次回(5月5日)は「トレネ」を紹介します。
プロフィール
きだて たく
小学生の時に「学校に持っていっても怒られないおもちゃ」を求めて、遊べる文房具・珍妙なギミックの付いた文房具に行き当たる。以降、とにかく馬鹿馬鹿しいモノばかり探し続けているうちに集まった文房具を「色物文具=イロブン」と称してサイトで公開。世界一のイロブンコレクターとして文房具のダメさ加減をも愛する楽しみ方を布教している。著書に『イロブン 色物文具マニアックス』(ロコモーションパブリッシング)、『愛しの駄文具』(飛鳥新社)など。東京・京橋の文具店・モリイチの文具コラムサイト「森市文具概論」の編集長も務める。
色物文具専門サイト【イロブン】http://www.irobun.com/
【森市文具概論】http://shop.moriichi.net/blog/
他故 壁氏(たこ かべうじ)
文房具トークユニット〈ブング・ジャム〉のツッコミ担当。文房具マニアではあるが蒐集家ではないので、博物館を作るほどの文房具は持ち合わせていない。好きなジャンルは筆記具全般、5×3カードとA5サイズノート。二児の父親。使わない文房具を子供たちに譲るのが得意。「森市文具概論」で「ブンボーグ・メモリーズ’80s」を連載中。
たこぶろぐhttp://powertac.blog.shinobi.jp/
*このほか、ブング・ジャム名義による著書に『筆箱採集帳 増補・新装版』(廣済堂出版)があるほか、古川耕さんとの共著『この10年でいちばん重要な文房具はこれだ決定会議』(スモール出版)も2018年3月2日に発売。
弊社よりKindle版電子書籍『ブング・ジャムの文具放談』シリーズを好評発売中。最新刊の『ブング・ジャムの文具放談5』も発売された。
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