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【連載】月刊ブング・ジャム Vol.05後編

ブング・ジャムのイチオシ逸品編

0.jpg右からきだてさん、高畑編集長、他故さん

本サイト編集長の文具王・高畑正幸さん、イロモノ文具コレクター・きだてたくさん、ブンボーグA・他故壁氏さんの3人による文具トークライブユニット「ブング・ジャム」が、気になる最新文房具を独自の視点から切り込んでいく「月刊ブング・ジャム」。Vo.05後編では、ブング・ジャムのみなさんが愛用する逸品について熱いトークを繰り広げました。

*Vo.05前編はこちら

超強力マグネットで手遊びできるペン

1.jpg「Think Ink Pen」シリーズのボールペン(左)と鉛筆補助軸

――後半戦は、恒例となりました皆さんの逸品を紹介していただくコーナーです。

【きだて】アメリカから届いたばかりのヤツを持ってきましたー。

――それって、イロブン系のやつですか?

【きだて】「Think Ink Pen」というやつ。

【高畑】来た~、来ましたね~!!

【きだて】要は、手遊びをするためのボールペン。マグネットが強えんだよ。こう曲がるとか、こう回すとか、玉をクリクリするとか。

――これ、マグネットなんですか?

【きだて】マグネットです。

【高畑】最近流行ってるよね、手遊びするだけの道具って。

【きだて】そうそう。流行の「ハンドスピナー」なんかと内容は一緒だよ。

【高畑】あとは、スイッチが付いている立方体みたいなやつとか。

【きだて】そう、あんな感じ。

【他故】色々カチカチするやつだ。

【きだて】これね、ノックも磁石式なのよ。

【他故】ほお~。

【高畑】なるほど~(笑)。

【きだて】スプリングじゃなくて、磁石という。

――しかも、軸が曲がるんだ。

【きだて】こっちは同じシリーズの、鉛筆の補助軸。

【他故】補助軸!

【きだて】補助軸だけど、マグネットの反発するポヨポヨ感を楽しんだり、ナットを回転させたりして遊べるという。まあ、これもハンドスピナーですよ。

【高畑】まあ、スピンしてるしね。

――何か、昔あったタカラの玩具みたいだな。

【きだて】これがね、クラウドファンディングなんだけど、もういい加減商品が届くだろうという時に、「磁力が強すぎて港で保存できる許容量を超えちゃったので、磁力の調整するからもうちょっと待ってくれ」というメールが届いたよ。今までクラウドファンディングでいろいろ買い物してるけど、遅延の言い訳が「磁力強すぎた」は初めてだわ。

【他故】磁力の調整(笑)。

【きだて】磁力でもめたみたいな(笑)。

――磁力が他のものに影響しちゃうんですか?

【きだて】何かね、「税関で止められたから、出荷もうちょっと待ってくれ」と言われたらしい。

【他故】出荷できないレベルだったんだ(爆笑)。

――船の計器類が狂っちゃうからですかね?

【きだて】何だかよく分からないですけどね。

【高畑】マグネットの強い商品って、通販でもダメらしいよ。ベルトコンベアにくっつくから、自動出荷ができないんだって。

【きだて】今、クラウドファンディングで、これとはまた別の手遊び系のボールペンが出てて。

【高畑】この会社じゃないの?

【きだて】また別。こっちはディップスイッチが付いていたりとか、ここになめらかにアールが付いているから、指でこすると気持ちいいとか、つまんねえのがいっぱい付いているんだわ(笑)。それとこれを比べるのが楽しみで、早く来ないかなと思っているんだけど。

【高畑】本当にあれだね、ムダな買い物をするね(笑)。

(一同爆笑)

【高畑】いやいや、ほめてるんだから。

【きだて】筆記具で、「よく書ける」「きれいに書ける」はもうね、俺は満足したのよ。

【高畑】ああ、もう卒業なんだ(笑)。

【きだて】前回紹介した、「シグノRT1」でしばらくはもういいだろうと。

【他故】もういいんだ(笑)。

【きだて】最近、万年筆も買ったし。とにかく、「よく書ける」とか「きれいに書ける」は、今のところは満足してて、バージョンアップの必要を感じていない。じゃあ、ペンにいま何が必要だろうかと考えてたら、改めてこっち方面だな、と。

【高畑】次はこっち(笑)。

【きだて】だって、ペン持って書く時間よりは、手の中で遊ばせている時間の方が結構長かったりするじゃない。物を考えながら書いているときって、常にペンを動かしているってないじゃん。やっぱ手の中でカチャカチャ遊ばせてる状況があって…。おい、何にやにやしてんだよ。楽しそうだな(笑)。

【高畑】昔、文具の商品企画の仕事をしていたときに、ノックの仕方が5パターンある筆記具を出したことがあって。それと全く同じで、「カチカチ」やりたいがための商品なんだけど。そんな企画をやったことがあるので、人ごとじゃない面白さがあって(笑)。

【きだて】ノックのクリック音がしないのをウリにしているペンもあるけど、そんなのつまんないじゃない(笑)。人に迷惑をかけちゃいけないのは分かるけど、でも「カチカチ」という音も筆記具の醍醐味なのよ。

【高畑】まあまあ、それも分かるよ。

【きだて】人にやられて腹が立つのは分かるんだけど。

【他故】そりゃそうでしょ、音は個性だからね。

【きだて】だから、手の中で遊ぶことを第一義にしたペンって、今後もっと出てもいいなと思っていたら、クラウドファンディングで2種類も出ちゃった。そんなに要らなかったかなと思ってんだけど(笑)。

【高畑】でも、ハンドスピナーとかもそうだけど、手遊びがADHDの人たちに効果があったりするわけだよね。

【他故】手遊びが利いている部分って、あるんじゃないかね。

【高畑】だって、ボールペンカチカチは昔からやっているからね。

【他故】社内でも、歩いている最中にずっとカチカチ鳴らしている人がいますものね。

――「奴が来たぞ!」みたいな(笑)。

【きだて】そういう意味では、この気持ち良さを選べる感じは、とても面白い。

【高畑】何でこんなかたちにしちゃったんだろうね?

【きだて】ねえ。

【高畑】この脈絡のないデザインがすごいよ(笑)。

【きだて】そう、何か「アーティファクトか」みたいな感じがするじゃん。

【他故】しかし、このマグネットすげーな(笑)。

――磁石で遊ぼうというものなんですか。

【きだて】磁石というか、この反発力とか「カチッ」とくっつく気持ち良さですよね。

――これ、油性ボールペンですか?

【きだて】そうです。

――書けるかな。あー、結構ヌラヌラだな。

【きだて】まあ、これに筆記感を求めても仕方ないから(笑)。

【他故】とりあえず、書ければいいから。

【きだて】一応、「手遊びのおもちゃ兼書ける」ぐらいのポジショニングなんだけど。

――ショボい書き味を想像していたので。

【高畑】しかし、これでインタビューなんかに行った日には、相手の方がこれ気になって仕方ないね。

【他故】「何だそれは?」と聞かざるを得ないという(笑)。

【きだて】そういう時に、ついペン軸に力を入れちゃうけど、ブヨブヨするから大丈夫。

――それ、軸が曲がっても、中のリフィルは大丈夫なんですか?

【きだて】大丈夫なんですよ、意外と。

【他故】多少柔らかいやつなのかな。

【高畑】ひょっとしたら、これを使っていたら、好きなコに声をかけられるかもしれないじゃないですかね。「何それ?」って言って(笑)。

【きだて】それは嬉しいのかなぁ?

【他故】これ、うちの子に持たせたら、あっという間に砂場で砂鉄だらけにするな。

(一同爆笑)

【きだて】それはダメだなぁ、渡せないな~(笑)。

【高畑】それはある。

【他故】「絶対に、家から持ち出すなよ」と言っておかないと。

【高畑】これ、小学生が遊ぶ道具じゃないよ。

【きだて】ちょっとね~。磁力的にも小学生には持たせたくないね。

【他故】ちょっと違うな~。

――上手く使えないんじゃないですかね。

【高畑】これはクリップなんかもくっつくよね?

【きだて】すごい勢いでくっつくと思うよ。

【他故】強烈だなぁ。

――これ、どこから買ったんです?

【きだて】これはアメリカ。

【高畑】考えたのはアメリカ人なんだよね。

【きだて】そう。

【高畑】バッカだよな~。でも、これでクラウドファンディングでお金が集まったんでしょ?

【きだて】集まったの。

【高畑】何個作ったの?

【きだて】何個作ったのかな~。でも、達成率は200%超えていたと思うよ。

【高畑】バカがいっぱいいるよな~。

――これ、いくらで買ったんですか?

【きだて】6千いくらだったかな。

――1個でですか?

【きだて】これ2つで2ケース。

【高畑】2ケースは中味一緒?

【きだて】一緒。

【高畑】まあ、全部メタルでこのしっかりした作りから考えると、そんなにバカ高くはないね。

【他故】価値は見いだせると思う。そのくらいの価格だったら。

【きだて】ね。

――この補助軸に鉛筆入れてみましょうか?

【きだて】結構キツキツだよ。そして重いから、鉛筆のおしりに付けると手首のバランス持って行かれるよ(笑)。

【他故】短い鉛筆用だな。

【きだて】そうね。

――一応、「ハイユニ」は入りました。

【きだて】これは、鉛筆の補助軸というよりは、重りだね(笑)。

【高畑】補助してないじゃん。

【他故】「大リーグ画家養成ギブス」だよ。

【きだて】「大リーグ画家」って何だよ(笑)。

【他故】重くて力が強くなるんだよ。

――何か、スチール画家の部品にも見えますね。

【きだて】もしくは、自動車のプラグに見えたけどね。それぐらいの感じじゃないですか。

――いや~、説明しづらいな。

【きだて】実際に持ってみないと、この感覚は分からないよ。

【高畑】子ども用のおもちゃであるよね。いろんなスイッチが付いているやつ。

【きだて】あれは、スイッチを押すと怒られる子どものためのものだけど。

【他故】「何でも押すなよ」というやつだから(笑)。

【高畑】いい大人になってから、こういうものでカチカチやるという。

【きだて】それ、回すの楽しいでしょ。

【高畑】意外とバランス取れるもんだね。

【きだて】ボーッと回しちゃうでしょ。

【他故】面白いもんだな。

【高畑】これが2万円といわれるとナシだけど、6千円ならばまあまあ(笑)。

【きだて】「う~ん、何とか」ぐらいの感じでしょ(笑)。

【他故】これが、2、3千円だと、質感的に厳しくなっちゃうでしょ。

【きだて】う~ん、まあほどよいところなんだろうけど。

【高畑】この本体のバネ、意外とよくできているな。割にギシギシしていないよ。

【きだて】ギシギシしそうなんだけど、案外いわないんだよな。

【他故】ぺんてるアメリカは、ここを買収して、「まがりんぼーる」を作るべきだ。

(一同爆笑)

【高畑】やってほしい。「まがりんぼーる メタル」。

【きだて】それはやってほしい。

――これ、どこかで見たことあるような。

【きだて】これ、水道のパイプそっくりですよ。

――ああそうだ、給湯器に付いているやつだ。

【高畑】あっちは、もうちょっと曲がった状態を保持するけど、これ全部バネだから。でもこれ、何かのゲームに使われそうだよね。

【きだて】野球盤とかね。

【高畑】これでデコピンやられたら死ぬね(笑)。

【他故】凶器だろ!

【高畑】いやまあ、手遊びするペンというのは分かるけど、このかたちになるところがすごいよね。これで、世界中からお金集めて遊んでんだからいいよね。

【きだて】ボーッとしちゃうな(笑)。

【高畑】そういう道具だからね。

――これ、ボールペンのリフィルなくなったら、追加で頼めるんですか?

【きだて】いちおう予備のリフィルは付いてたけど、追加注文はどうだろう?

――まあ、別にボールペンとして使わなくても(笑)。

【きだて】最悪、リフィルなくてもいいやという(笑)。

【高畑】いやいや、そこはウソでも。

【きだて】そうね、エクスキューズがないとね。

【高畑】ハンドスピナーは学校へ持って行ったら怒られるけど、これは大丈夫だから。

【きだて】これは合法です。

【他故】合法(笑)。

【きだて】ケースにしまいにくいわ、もう~。くっついて!

【他故】あんなに気持ちよかったのに、最後はイライラするという(笑)。

――広い心で使わないとダメですね(笑)。

【きだて】まあ、最近買ったおもちゃの中では、かなりのお気に入りでございます。

原稿書きにはコレ! 頼れる仕事道具

2.jpgポメラDM200(キングジム)

――次はどなたにしましょうか? 高畑編集長いいですか?

【高畑】いつも使っているものの中でも特によく使っているものということで、今日はちょっとデジタルの方に振ろうかなと思って、「ポメラDM200」を持ってきました。これは、本当によく使っていて、カバンにパソコンも入れているけど、これも入れていてよく使っています。パソコン持っているなら、パソコンで原稿書けよと言われたらそうなんだけど、意外とここが心の弱いところで、こっちの画面の方が全然見やすいし、集中できるんですよ。

【他故】ふむふむ。

【高畑】この集中できる感じが他にないので。あと、僕の場合は、文字数が決まっていて書くことが多いので、画面の横幅を20文字とか30文字と決めておいて、何行分って書いていくとそれでテキストができるので。

――はい。

【高畑】紙面を作るときに、原稿とレイアウトを同時進行でパソコンの画面もできるんだけど、それよりは文章は文章でいいときが多いので。

――なるほど。

【高畑】「ポメラ」には、データのリンクができるという機能があるのね。だけど遅いの。で、何がいいのかというと、QRコードが超早いの。

【きだて】はいはい。

【高畑】これを考えた人は天才だなと思うんだけど、QRコードってボタンを押すと画面にでかいQRコードが表示されて、アプリをかざすとテキストに変換されるのね。Bluetoothとかの通信を全く使わずに、画面をとるだけでデータが送れるのね。だから、入稿するデータを、ポメラでダーッとやって打ったやつをスマホで取り込んで、そのまんまメールにくっつけたりとか、Evernoteにコピーしてそっちを経由してとか、いろんな使い方をするんだけど、今のところ文章を書くのはこれがすごくいい。あと、電池の保ちがすごくいいので。

【きだて】そうね。

【高畑】文章を考えているときに、わざわざパソコンがフルスペックで動いている必要は全くないので。パソコンはフルカラーで画面もでかいから、3、4時間で電池が切れちゃうじゃん。それを考えると、これは10時間以上いけるので。本末転倒かもしれないけど、これを見ながら、横でパソコンを開いて調べ物はするけど。

【きだて】その方が集中はできるんだよ。実際に。

【高畑】結果これで必要な原稿を書いて、その原稿でお金をもらっているので。そう考えると、この道具でよかったなあと。

【きだて】実際、俺も文具王と使い方が全く一緒で、外で原稿書くときは、ノートパソコンを隣に置いて、「ポメラDM200」でという構成でやっています。本当に集中できるので。やっぱね、パソコンは誘惑が多い。

【他故】何かね、色々と見ちゃうからね。

【きだて】ツイッターのポップアップお知らせとかが出ると、どうしてもそっちを見ちゃうし。

【高畑】Wordなんかも、機能そんなに要らないしね。改行すると勝手に番号が出てきたりとか要らないし。やはり、文章を書くのを本業にしていると、このぐらい他のものがないストイックな道具があってくれるのって、本当に大事だなと思う。

【きだて】あと、ポメラ専用ATOKの性能が本当によくなったので。

【高畑】前のよりいいよね。

【きだて】本当によくなった。

【高畑】ポメラは、二つ折りのを経て「DM100」を使って、今は「DM200」なんだけど、100から200でも大分よくなったよね。

【きだて】「DM100」のATOKは若干イライラするときがあって、しかもこっちの変換をなかなか憶えてくれなかったりもしたんだけど。

【高畑】「DM100」はね、野心的な機種だったというのもあるんだけど、あれ後ろに小さいゴムの脚が付いていて、あの脚でギリギリ踏ん張っているので、バランス的に後ろに倒れやすい。

【他故】ああ、ゴムの脚あったね。

【高畑】あれが取れると、絶対に立たないから。

【他故】そうだね。

【高畑】あとね、ちょっとはみ出した部分にヒモを通す取っ手みたいなのが付いていたんだけど、あれは要らなくて、真っ直ぐの方が使いやすいから。

【他故】取っ手もあったね。

【高畑】俺的には、「DM200」はポメラの一通りの完成形だと思う。

【他故】そうだね。

【高畑】逆に、これがなくなると困るんですけど。

【きだて】ただな~、Wi-Fiの接続が悪いのだけは、なんとかしてくれないかなぁ。

【高畑】接続が遅いんだよね。特に、ファイルが増えてくるとデータのシンクロがすごい時間がかかるので。

【きだて】そもそも、Wi-Fiもなかなかつかまえなかったりするしつかまえるのヘタだし、遅いしで。

【他故】そうなんだ。

【高畑】それを考えると、時間のあるときにシンクロして、今書いてすぐ原稿出したいときはQRなんだよ。ちゃちゃっと文章書いてやるときには十分だし、僕は飛行機や新幹線での移動が多いんだけど、移動中はこっちの方がいいときが多い。

【きだて】新幹線の椅子の小さいテーブルに、手のひらをちゃんとのせた状態で書けるんだよね。

【他故】ああ、そうか。

【高畑】ノートパソコンだと、パソコンの上に手を置くからね。

【きだて】そう。だから、このサイズ感もいい。

――そうですよね。手を置いていけますよね。

【高畑】いつものこのスタイルが、ちゃんとできるという。全然いいっすね。で、移動中に何がいいって、書いている途中でパタンと閉じても何の問題もない。

【きだて】そうそう。

【高畑】前は電池だったんだけど、バッテリーになって。一応、マイクロUSBで充電できるんだけど、これも携帯と電池の互換性があるので。

【きだて】だから、モバイルバッテリーで何とかなる。

【他故】何とかなるんだ、ふーん。

【高畑】そう。すごい保つから、滅多に使わないんだけど、なくなったとしてもモバイルバッテリーの接続もできるし、それこそホテルなんかだと、携帯の充電器から充電できるので。

【他故】ほー。

【高畑】だから軽くはないんだけど、出張でも普段でもカバンに入れておく価値がある。俺にとっては、それぐらいの価値があるので。

【きだて】400何gかだったけど、カバンに入れると明らかにはっきりと分かる重量なんだけど。

【他故】まあね。

【高畑】そう、小さくはないしあきらかに重くなるんだけどね。二つ折りポメラも全然悪くないんだけど、これがいいのは、やはり開くアクションの手数が少ないのと、両ひざの上にのせて使えるんだよね。真ん中で折れないから。ひざ乗せで使えるから、ちょっとしたところでどこでも使えるのが良い。

【きだて】ひざの上にのせても、そんなに熱くならないのはありがたい。

【高畑】熱くならないよ。パソコンみたいに熱くならないので。

【他故】あれ、嫌だからなぁ。

【高畑】だから、机のないところでも使えるから。最終的にはパソコンで仕上げてもいいんだけど、途中まで書いておく原稿だったらすごいいいので。リアルに毎日カバンに入れているから、カバンの内側に当たるところが決まっていてゲジゲジにけずれているんだけど。

【他故】あ~。

【高畑】デジタル文具って、本当に毎日使うかというとそうでもないんだけど、デジタル専用機で唯一ぐらいほぼ毎日使っている。こんなに重いのに、毎日持たざるを得ないくらいで。これはちょっといいです。

【きだて】俺は毎日持ち歩くほどではないけれど、その気持ちはまあまあ分かる。

【高畑】もちろん、近所のコンビニへ行くのには持ってかないよ。

【きだて】分かっとるわ、そんなもん(笑)。

【高畑】お仕事へ行くときは、持っていてもいいかなという。僕らあれじゃないですか、テキスト原稿の締切をいくつか持っている人たちなので。

――これで原稿を書いている人は、結構いるんですかね?

【高畑】いるみたいですよ。これね、そんなに売上が落ちていないんだって。

――そうなんですか。

【高畑】だから、ずっと売れている商品で、キングジムのデジタルを引っ張っている柱の一つになっているんだって。中でも「DM200」がすごい売れているから、これの安定度はすごいみたい。これ、7万円ぐらいするんだっけ?

【他故】もうちょっと安くなかった? 4万円くらいじゃない?

【高畑】そうだっけ? 何か高かったイメージがあるんだけど。

【きだて】参考上代で53,780円。

【高畑】5万円以上するんだよ。ちょっとしたパソコンやスマホが買えちゃうじゃん。こんだけあったら、パソコンが買えちゃうじゃんという値段なんですよ。なんだけど、これの方がいいという人が山ほどいるんだよね。

【他故】そうそう。

【高畑】これ、実はカラー液晶なのね。

【他故】えっ、カラーなの?

【きだて】そうなんだよ、カラーを殺しているんだって。

【他故】へぇ~、知らなかったな。

【高畑】それでモノクロ表示にしているんだよ。別に、カラーで表示しようとすればできるという。

【きだて】このサイズのモノクロ液晶がなかったという話をしていたけどね。

【他故】あっ、そう。液晶が結構でかいよね。

【きだて】「DM100」よりはずっと画面がでかくなったので。

――あれ、画面の横に何かシールを貼ってますね。

【高畑】これね、ショートカットを忘れるから、ここに書いてあるの。

【きだて】ちょっと、おじいちゃん(笑)。

【高畑】だって~、「タイムスタンプどれだっけ?」ってなるから(笑)。まあ、これは使い勝手が本当にいいし、僕がデジタル文具で「なじんだなぁ」と思うのは、電卓の次にこれだよ。

【きだて】お~、それは相当だね。

【高畑】もちろん、パソコンやスマホは別として、デジタル文具のなじみ具合からいったら、電卓があって次にこれだよね。

――サイズ的にはどうなんです、もっと小さい方がいいとか?

【高畑】いや、もっと小さいと、キーボードが打ちづらいです。

【きだて】キーボードはこれが限界。これより小さくなると、多分もうつらい。

【高畑】我慢して打つ感がないから、ちょうどいいんですよ。

【他故】折りたたみのタイプは、ちょっと幅が小さくなっているからね。

【高畑】そう。ポメラをデザインした人が、「DM100」のときに言っていたけど、「これ以上キーピッチを狭くすると、本気で使えなくなるからダメだ」って。それはね、これを使っている作家の人はみんな分かるんじゃないかな。

【きだて】このサイズだから、何とかキータイプの速度を上げられるんだよ。

【高畑】あとね、「DM100」よりキーボードの音がずっと静かになった。打ちやすいの。

【他故】カチカチいうからなー。

【高畑】画面も見やすくなったしね。100から200に買い替えると、また5万いくらかかるじゃないですか。でも、200の方が全然いいよ。

【きだて】うん、分かる。

【高畑】文字原稿で仕事したりしている人には、これのありがたさは本当にあるね。だから、みんな手放せなくなっちゃうんだよね。

――ポメラは、社外取締役の大学教授が「自分だったらこれを使う」と言わなければ、商品化が実現しなかったんですよね。

【高畑】会議で、誰も理解できなかったんだけど、その人が「でも、俺は欲しい」と言って。だから、キングジムのよくある「一人が賛成したら作る」というパターンの成功例の最たるものだよ。

――でも、そうやって市場ができているというのはすごいですよね。

【他故】すごいよね。

【高畑】とにかく、まだこれがないと仕事にならないと思いますよ。

30年前の相棒とふたたび

3.jpgドイツ・ブラウゼ社のペン軸と「コニック瓶」(桐山製作所)。このペンで描いた他故さん直筆のイラストも。

――じゃあ、最後は他故さんですね。

【他故】どうしましょう。自分だけちょっと毛色が違うんですけど。

【高畑】いや、違っていていいよ。いいじゃないですか。

【他故】さっき文具王が普段使っている文房具を紹介したけど、今僕が一番古くから使っている文房具は何だろうと思って。

【高畑】お、いいですね。

【他故】それで考えたら、このペン軸だろうと。

【きだて】へぇ~。

【他故】ブラウゼは今まだペン軸あるのかな? 最近見なくなっちゃったけど。

【高畑】ブラウゼって昔よく聞いたね。

【他故】今、同じかたちのものを東京スライダが売っているんだけど。他媒体で申し訳ないんですが、モリイチの「森市文具概論」でイラストの連載をするようになって、絵を描くということにもう1回習慣づけというか、チャレンジをしようということで。

――なるほど。

【他故】ペン軸自体は30年前のものなんですけど、久しぶりにゼブラのGペンを買ってきて。これ、両方に金具が付いているのが、当時珍しくて。大抵ペン軸というのはお尻がにゅうっと長いやつばかりで。手塚治虫の本を読むと「最初に買ったやつは折れ」って書いてあって(笑)。だから、両方付いているのが珍しかったのと、あとGペンって割とすぐ(描線が)太くなっちゃうので、細書き用と太書き用に分けて使ってたんですね。細かいところを書くときは新品を使って、輪郭を描くときは太い方を使う。

【高畑】はいはい。

【他故】両方使わないと、Gペンの本当の意味での良さが出てこないので。

【高畑】それじゃあ、細から太に移動させながらどんどん使っていくのね。

【他故】そう、そうやって使いながら、この「コニック瓶」でインクを付ける。

【きだて】出た、これよくできてるよね。いいな~。

【他故】桐山製作所というところが漫画家さんと共同で作った、いわゆるインクの小分け瓶ですよね。ここに使う分だけちょっとだけ入れて、余ったらフタをしておく。

【高畑】昔、付けペン全盛だった頃は、こういうガラスのインク入れで、真ん中が2個ぐらいヘコんでいるデスクセットってあったけど。

【きだて】でもそれって、フタがなかったりとか、あるいはインク溜まりが小さくて平たかったりとかしてたんだけど。

【高畑】そこが漫画家さんのこだわりなんだよね。

【他故】そうだよね。それでこの「コニック瓶」がそれなりに重さがあって、ペン先を入れたときに動かないのが前提。それと、ガッとペン先を突っ込んだときに傷まないようなラウンドになっていて、底は深くなっているので、たくさん入れなくてもペン先にインクが付くようになっている。で、パイロットの製図用のインクを使っているんですけど、あれってフタを開けて使っていると、空気中に水分が飛んで、だんだんとインクが濃くなってきちゃうんだよね。それで、書き味がどんどん悪くなってきちゃう。だから、小分けにできるっていうのが、ものすごく嬉しくて。漫画家じゃないので毎日使うわけじゃないから、ちょいと使えればいいからね。これは最新のものだけど、やっていることは30年前と変わらないので、やっぱりアナログはいいなあと思って。

――なるほど。

【他故】ペン軸って、今でもいろんな新製品があるんですけど、ここにゴムが付いているとか、滑り止めが付いているとか要らないんですよね。ペンで描くときって、そもそもそんなに力を入れないので。Gペンの場合は特に、軽く描かないと先っぽがつぶれちゃうので。だから、今の人って描き方が違うのかなと思うぐらい。

【きだて】うちのカミさんはペン軸に「プニュグリップ」はめて描いているよ。

【他故】はめてる? じゃあ、何かあるんだろうな。

【きだて】人によって力の入るところがまた違うかもしれない。

――奥さんも「プニュグリップ」使っているんですね(笑)。

【きだて】そうなんですよ、夫婦で使っているんですよ。

【他故】プニュ夫婦。

【きだて】なんか語感悪いぞ(怒)!

【高畑】まあ(笑)、日本料理の包丁にグリップ要らないという話もあるので、その感じも分からなくはないよね。

【他故】昔からある道具を使っていても、全く不満がないんですよ。ただの棒なんだけど。よく見ると、金具も錆びちゃっているので、もしかしたらここから先は使えなくなっちゃうかもしれないんですけど、ただギュッと差し込むだけのものなので、もしかしたら一生モノになるかもしれないなと思って(笑)。

【高畑】これ、これから10年くらい経ったときに、これがパキッと割れたときに、「ああ、代わりがない」って、漫画家の人はそうなるんだよ(笑)。

【他故】ずっと使える道具だと思ってたのにね。

【高畑】新しいのを買いにお店に行ったら、「全部ラバーグリップが付いている。付いてないのが1個もない」ってなるんだよ(笑)。

【きだて】それで、最終的に自作になるんだよ。

【他故】自作は大変だ!

【きだて】ペンを付けられるように、金具を曲げたりするんだよ。

【他故】金具付きがベストだとは言わないけど、どちらにしろ久しぶりに使ってみて、「まだ俺いけるな」みたいな(笑)。30年前の相棒と、また付き合いはじめましたという。

【高畑】かっこいい~。

【きだて】なあ、おい(笑)。

【高畑】押し入れの中をゴソゴソやってたら、ヌンチャクが出てきたみたいな(笑)。

【きだて】意味分からない、何それ!

【他故】何でヌンチャクなんだ(笑)。

――例えが悪いな(笑)。

【高畑】いや、「まだまだ俺はやれるぞ!」みたいな(笑)。

【他故】またこれを使うときが来た(笑)。

【きだて】他故さんのいい話をつぶすなよ! 何で『ザ・ニンジャ/復讐の誓い』みたいになってんだよ(笑)。

【高畑】それそれ、そのやつ(笑)。いやでも、何年ぶりだっけ?

【他故】30年前には買って、しばらく使っていたからね。

――年季が入ってますよね。インクが染みついていますものね。

【きだて】学生の頃?

【他故】そう、大学生の頃。ペン入れをして漫画を描くようになったのは、浪人しているときだったけど、その時はこれじゃなかったから。大学で漫研に入ったときにこれを買ったと思うので。

【高畑】あれだよね、方や高機能化していろんな装備が付いていっている最近の筆記具があり、方やこういうのがあって、それでこれでも全然ありというのがね。

【他故】「コニック瓶」だけ新しいけど、これじゃなくてもいいわけだからさ。

【高畑】「コニック瓶」も新製品といえば、新製品だけど、そこ自体はただの容器だし。

【きだて】物としては普通にインク瓶だからね。

【他故】21世紀のインク瓶だというところの良さはあるけれど、使っているインクはずっと昔からパイロットの製図用のを使っていて、ペン先はタチカワも日光も使ったけど、結果的にゼブラのGペンばっかり使っているし。

【高畑】古い骨董屋に行くと、こういうフタ式のインク瓶はなくはないので、発明というほどではないんだけど、これは漫画家がもう一回考えて作っている。昔のは、事務用の道具として作られている部分があるので、漫画家が漫画家としてのこだわりどころで作ったというのはあるよね。そこは、やはり使いやすいんだろうね。僕は漫画描くところまでは使わないからさ、これを買ってまでとはならなかったけど。これも結構するんだよね?

【他故】2、3万円ぐらいするんじゃなかったかな。ああ、12,500円だね。

【きだて】高いっちゃ高いよね。

【高畑】インク入れているだけだからね。でも、いいよね。こういうシンプルな単機能の道具があって、あとは腕という。何か分かりやすい文房具だよね。

【きだて】本当にシンプルの極みだな。

【他故】これだけで絵が描けるというのはみんな分かっているけど、やらない人の方が多いからね。

【高畑】ごまかしが利かないところがあるよね。他故さんの描いている絵っていうのは、これだけで、余計なものがなくてもちゃんとできてしまうからね。

【きだて】そうだね。

【高畑】今は、大きなタブレットで漫画描いてという世界もあるけれどね。なんか、『インディペンデンス・デイ』とかで、宇宙人との戦闘で最新の兵器が苦戦する中、最後に複葉機が飛んできて、「俺はまだ戦える」みたいな。

【きだて】今回は、文具王のたとえがよく分からんなあ。どうした(笑)。

【高畑】いや何かね、単機能のシンプルなこれだけでいいというのがね、方や僕の使っている「ポメラ」があって、方やこういうものがあって。

【きだて】要らないものばかり付いているのと、そうでないのとの違いだよ。

【高畑】ああ、なるほどね。

【きだて】今回のはそういう対比だよ。

――まあ、いいんじゃないですか、みなさんのそれぞれの個性が出たということで。

【高畑】文字を書くことに集中するとこうなるし、絵を描くことに集中するとこうだし、遊ぶことに集中するとこうだという(笑)。

【きだて】他故さんのそぎ落とした要らないものが、みんなこっちに来ているんだよ(笑)。

【他故】ここにマグネットがじゃらじゃら付いていたらおかしいもの(笑)。

【高畑】漫画が描けなくなっちゃう。

【きだて】二人は書くためのもの。俺のは書かないためのものだから(笑)。

【高畑】書く/書かないと、アナ/デジの違いだね。

【きだて】そういう対比だね。

【他故】珍しく、はっきりとそうなった。

【きだて】うん、面白い。

【高畑】でも、全部手になじむ系だよね。

【きだて】ああ、そうね。そこだけは統一されている。

【高畑】手になじませる方法とか、やりたい事が違うけど。

【他故】そうだね。

【高畑】やっぱり道具だから、それ大事だよね。手で触ったときの感覚とか。

【きだて】それは忘れるといけないところだよね。

【他故】思った以上にそれはあると思うよ。僕も、このペン軸を洗ったことが一度もないんだけど、洗いたいとは思わないものね。すでに、インクがついていてカサカサした感じじゃないとダメになっている。

【高畑】やっぱり、パキッて割れたときに喪失感がすごいやつだよ(笑)。

【他故】いやいや、同じものがもう2本あるので。

【高畑】それ大事だよ(笑)。

【きだて】あと2本で、もう30年ずつくらい大丈夫だよ。

【他故】いや、もうそんなに生きてないって(笑)。

【高畑】とりあえず、一生分はあるってことだよ。

【きだて】まあ、そういうことだ。

【他故】ここから先は、多分量産することはまずないんで。

【高畑】でも、もう1本は持っておきたいよね。

【他故】最低でもね。

【高畑】その気持ちは分かるな。いやでも、ここについているインクのかたまりが何かね。

【きだて】そう、指を置く目印になっていたりするんだよな。

【他故】多分、使い始めの頃は、「汚い」って汚れをとっていたような気がするんだけど。もう、逆に指にも付かないしね。こういう汚れがあるというのは、昔インク瓶にガアッて突っ込んでいた名残でもあるんだけど。

【高畑】このぐらい使われると、道具も本望だよね。

【きだて】あとは、いつしゃべり出すかだな(笑)。

【高畑】夜寝ていると、枕元に何かいるみたいな。

【他故】付喪神ね。

【高畑】まあ、使っている人のこういうのを見ると、「ああ、ええな」って思うよ。箱開けて「今日買いました」っていう話よりはね。

――使っている感があっていいじゃないですか。

【きだて】こういうのを見ると、他故さんは真面目で端正だなと思うよ。

【他故】別に、真面目とは関係ないだろう、これは。

【きだて】いや、こうやって使い続けているのは真面目だよ。

【高畑】大事だね。

【きだて】その感じはすごく大事だと思う。さすがに30年も使い続けたものを今でもメインでと言われると、「すげぇな」と思うよ。

【他故】でも、さすがにこれだけだよ。

【高畑】10年、20年単位で使ってくると、道具と自分の関係がちょっと変わるよね。

【他故】だと思う。だから、何度も言っているけど、これを新しいペン軸に替える気はさらさらないからね。

【高畑】そうなっちゃうよね。

【他故】他に便利なものがあったとしても、そっちの方向に行かないと思う。不便だと思っている部分もたくさんあるし、最近はボールペンなんかに慣れてしまっているから、ペン特有の引き方を忘れてしまっている部分もあるけども、これでないとダメだなと思う。

【きだて】多分、付けペンを持ったときに、他故さんの指の幅がもうこの軸の太さになっているんだし、これ以外は違和感しかないと思うよ。

【他故】まあ、いずれにしてもこれはこのまま一生使っていくものだなと思う。これを使うと、30年前の記憶もよみがえるので、「森市文具概論」の連載記事『ブンボーグ・メモリーズ』の原稿もはかどるという(笑)。

【きだて】さすがです、先生!

――最後は、他媒体の宣伝になってしまいましたが(笑)。

【他故】さすがに、ここはカットでしょう。

【きだて】何言ってんだよ、あんたは!

【高畑】まあ、他媒体の編集長にこうやって協力してもらってますからね、いいでしょう(笑)。

プロフィール

きだて たく
小学生の時に「学校に持っていっても怒られないおもちゃ」を求めて、遊べる文房具・珍妙なギミックの付いた文房具に行き当たる。以降、とにかく馬鹿馬鹿しいモノばかり探し続けているうちに集まった文房具を「色物文具=イロブン」と称してサイトで公開。世界一のイロブンコレクターとして文房具のダメさ加減をも愛する楽しみ方を布教している。著書に『イロブン 色物文具マニアックス』(ロコモーションパブリッシング)、『愛しの駄文具』(飛鳥新社)など。
色物文具専門サイト【イロブン】http://www.irobun.com/

他故 壁氏(たこ かべうじ)
文房具トークユニット〈ブング・ジャム〉のツッコミ担当。文房具マニアではあるが蒐集家ではないので、博物館を作るほどの文房具は持ち合わせていない。好きなジャンルは筆記具全般、5×3カードとA5サイズノート。二児の父親。使わない文房具を子供たちに譲るのが得意。
たこぶろぐhttp://powertac.blog.shinobi.jp/

*このほか、ブング・ジャム名義による著書に『筆箱採集帳 増補・新装版』(廣済堂出版)があるほか、弊社よりKindle版電子書籍『ブング・ジャムの文具放談』シリーズを好評発売中。購入はこちらから。

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