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【コレ注目!】自分色を選べるたのしみ。グレードアップした「Fonte biiro」をレビュー

文具のとびら編集部

日本出版販売は2024年3月12日、オリジナルのインクペンブランド「Fonte」から、従来の「Fonte 万年筆」をグレードアップした万年筆の新シリーズ「Fonte biiro」を発売した。

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「Fonte ミニガラスペン」に引き続き(関連記事はこちら)、「Fonte biiro」についても日本出版販売文具雑貨商品本部PB開発課の吉澤将仁さん、宇野亜子さん、森汐里さんにお話を伺いました。

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(左から)宇野亜子さん、森汐里さん

「Fonte 万年筆」をより本格的にグレードアップ

「Fonte biiro」(本体税込2,178円/パーツ同330円)は、従来の「Fonte 万年筆」をグレードアップした新シリーズ。艶やかなアクリル素材のボディに、蓋飾りのついた装飾的なデザイン。アクリルを使用することで従来の商品よりも強度が増し、また密閉性の高いネジ式のキャップでインクの乾燥を防ぐなど、長く使える工夫を施している。

「従来の『Fonte 万年筆』をお使いの方が、『もう少し本格的なものにステップアップしたい』と考えたとき、選択肢となるような製品です」と宇野さん。
軸素材やパーツなどをグレードアップしながらも、価格は「中価格帯の、ポップでかわいい万年筆の選択肢を増やしたい」(吉澤さん)と2,000円代に抑えた。この価格でコンバーターも付属しているというのだから驚きだ。

9.jpg従来品(上)と「Fonte biiro」(下)のペン芯。「Fonte biiro」ではインク色が映える、透明を採用

「Fonte biiro」のペン先はEF(極細字)で、細かな筆記にも対応。従来品はF(細字)を採用していたが、ユーザーから「もっと細かい文字を書きたい」という要望が寄せられたため変更した。
さらにペン芯を黒から透明に変更。「ピンクなど明るい色のインクを吸わせるとすごくかわいいんですよ!」と宇野さん。

7.jpgまた、「Fonte biiro」の大きな特徴が、キャップとボディのパーツ(リングパーツ、ゴールドリング、エンドパーツ)は別売りとなっていて、本体のカラーと組み合わせて、お気に入りの配色の万年筆を作ることができる点。
本体7色、パーツ10色展開で70通りの組み合わせ(組み合わせシミュレーションはこちら)がある。さらにキャップと本体の色や、リングパーツとエンドパーツの色をバイカラーにすれば、その選択肢は膨大なものになる。
実際にイベントでも、じっくりと時間をかけて色を組み合わせている人が多いそうだ。

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人気の組み合わせはアイボリーの本体と、アイボリーやピンク、ブルーなどの淡色パーツだそう

推しのイメージカラーで作ったり、季節ごとに色を変更したりと楽しみが広がる。友達同士やカップルでパーツをシェアして色を合わせたり、贈りあったりするのもおすすめ。

編集部員がお試し「コスパ最強万年筆」

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「Fonte biiro」の使い心地をぜひ試してみたい!ということで、普段から万年筆を愛用している編集部員Oが、実際に製品を使ってみました。
今回はトープグレーの本体とアイボリーのパーツをチョイス。グレーベースですが、クリアな素材なので重くなりすぎず持てる点が好印象です。
いずれの色も高級感があるカラーで、幅広い年代の人が持ちやすいと感じました。

11.jpg付属のコンバーターはインクを吸いやすかったです。透明のペン芯を楽しめるように、鮮やかな色のインクを入れました。

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さっそく書いてみると、ペン先が紙に引っ掛かる感じは全くなく、サラサラ書けました。EF(極細字)になったということで、手帳にも使える細さでカラーペン感覚で使えます。文字だけではなく、絵も描きやすいです。細いけれども濃淡はしっかりと出るので、“万年筆感”も楽しめます。
とっても書きやすくて、コスパ最強でした!インク色ごとに複数持ちもおすすめです。


“自分色”を見つけられる「Fonte biiro」。ぜひ自分好みの組み合わせを見つけてみてください。

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