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【ニュース】「日本製」を再定義するため、(一社)国産製品推進協会を設立

文具のとびら編集部

フリーサイズブックカバー「アマネカ」を展開するジェコルは、従来の〝日本製〟を再定義し「真の日本製」基準を提唱するため、「一般社団法人国産製品推進協会(JPP)」を2022年9月12日に設立し、公式サイト(https://jpp.or.jp/)を開設した。同協会の代表理事には加藤雅之氏(ジェコル社長)、理事にプロダクトデザイナーの小林浩一氏が就いた。


同協会は、「日本製」と表示できる製品のルールを明確にする目的で設立された。現在の景品表示法では、全ての部品を海外で作っても、組み立てのひと手間を日本で行うだけで、「日本製」と表示することができるという。これでは全工程を国内生産する事業者との差別化が難しいという問題がある。

そこで同協会では、従来の基準(「実質的変更をもたらす行為を行った国」が日本国であること)に、独自の2つの新基準(原材料を用いて、製品構成部品の製造加工の70%以上を日本国内で行っていること、主要な製品構成部品の組立工程の70%以上が日本国内で行われていること)を加え、工業製品全般に使える「真の日本製」新3基準を提唱した。

この基準は現在の景品表示法基準に準拠しつつ、2つの新基準を付加して原産国表示の曖昧なルールを明確にするとともに、国内雇用創出や製造技術・サプライチェーン維持に結び付けていく狙いがある。

また、新3基準を満たす製品の証として、「国産比率付きJPP製品マーク」(要審査)の策定も発表した。このマークによって、日本製を示す「MADE IN ●」、「+PROCESS」という文言、「製造・組立の国産比率」が組み合わされていて、工業製品のトレーサビリティ(追跡可能性)が明瞭になる。

同協会の活動には、JPPのみ(個人も可)、JPP製品マーク使用のみ、または両方に参加できる。企業、団体、個人の参加を広く募っており、「ぜひ当協会の活動を通じて、日本のモノ作りを応援してください」と呼び掛けている。

参加の希望は同協会(℡050-3187-4612)へ。

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