機能性フィルムメーカーのコスモテック と、デザインコンサルティング会社のkenmaは、デザイン思考から誕生した腕に巻き付けて使用できるシリコン製のウェアラブルメモ「wemo（ウェモ）バンドタイプ」の海外展開を開始する。

「wemo（ウェモ）バンドタイプ」は、 油性ボールペンで書け、消しゴムや指で消すことができ、何度でも使用できるシリコン製のウェアラブルメモ。コスモテックのBtoC初チャレンジ製品として共同開発をスタート。病院で手にメモをしている看護師の様子を頻繁に目にしたことから着想を得てkenmaが発案。工業用テープなど機能性フィルムの開発・製造で培ってきた技術を応用し、コスモテックが独自のコーティングを開発したことで完成に至ったという。日本ではすでに医療現場のほかにも、災害現場、農水産現場、製造・建設現場等、 メモを取り出せない「現場最前線」で働くワーカー をはじめ、 認知症・ADHD等の記憶が困難な人のサポートツールとしても役立っている。2018年度「第27回日本文具大賞」機能部門優秀賞やグッドデザイン賞など国内外のアワードを複数受賞。 青・肌色・白・緑の4種で、価格は税抜1,200円。

すでに日本では、 販売当初の売り上げ目標の10倍である10万本を達成。海外20ヶ国以上からの問い合わせやメディアに掲載されるなど、国外からも大きな反響を受けたことから、 2019年2月からの海外展開を決定。2019年2月3日～6日にアメリカ・ニューヨークで開催される北米最大のギフト見本市「NY NOW」への初出展を皮切りに、 2019年3月以降には「wemo（ウェモ）バンドタイプ」の全米発売を予定。今後5年間で100万本販売することを目標として活動していく。

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