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【イベント】特別企画展「Discover PARKER -進化し続ける パーカーのペン作り-」開幕

千葉 勇

高級筆記具ブランド「パーカー」の特別企画展「Discover PARKER -進化し続ける パーカーのペン作り-」が、2019年3月15日(金)に銀座・伊東屋G.Itoya10階 HandShake Loungeで始まった。入場無料。会期は3月17日(日)まで。

見どころは、
パーカーのフラッグシップモデルである「デュオフォールド」のペン作りのノウハウ。日本で初めて「デュオフォールド」の18金ペン先の製作工程を公開。その工程を13段階に分け、実物(撮影不可)とパネルを使って詳しく説明しており、いかに手間をかけて製作されているかがよく分かる。また、研磨の工程ではクルミの殻のチップを使用するなどし、56時間かけて磨くと紹介。これまであまり知られていなかった情報にも触れることができ、興味をそそられる。18金ペン先の製作工程を公開するとともに、1本のペンを作り出すために必要な技術を披露しているので、万年筆ファンは必見だ。

素材については、一般的なブランドのレジン(樹脂)素材のペンは、金型を使った流し込み成形や熱を使って丸める成形が用いられているのに対し、「デュオフォールド」はアクリライト樹脂の角棒を手作業で1本1本くり抜く手法で作っていると紹介。さらに、装飾については、①彫刻(レーザー加工、チーゼリング加工、エッチング加工)②ラッカー塗装③プレーティング/フィニッシュ加工という流れで紹介されており、ペン作りの工程を学ぶことができる。

来場者向けに設けたフォトスポットでは、パーカー創業者の創業者のジョージ・S・ パーカー氏と握手した写真を撮影することもできる。1mほどある巨大なペンも持って撮影することもでき、来場した際は記念写真を撮影すのに最適だ。


20190315parkaer4.jpgフォトスポット


20190315parkaer5.jpg撮影小物として用意されているペンを現物と比較すると、その差は歴然

このほか、ゆっくり試し書きができるコーナーも用意。ポストカードと切手も無料で提供され、店内に設置されたポストから実際に郵便を送ることもできる。

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