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【イベント】万年筆やインクが大集合! 「第1回東京インターナショナルペンショー」を開催

筆記具・インク・紙にまつわるモノやコトが大集合する「第1回東京インターナショナルペンショー」(主催:東京インターナショナルペンショー実行委員会)が、2018年9月29日(土)、30日(日)の2日間、東京・浅草の東京都立産業貿易センター台東館7Fで開催された。台風24号が接近する中での開催となったが、初日は開場前から入り口に長蛇の列ができるほどで、大勢の万年筆ファンで賑わっていた。

同イベントは、デジタル化の進む今こそアナログな「かく」という体験を通し、次世代へ「かく」事の素晴らしさを伝え・広め・残すことを目的に開催。「かく(書く・描く)」をキーワードに、筆記具・インク、紙のメーカー・ショップ45社が出展。会場限定インクとして、ペンショーのテーマである「ファーストペンギン」をイメージした「Antarctic Ocean Blue(南極海ブルー)」を各日限定50個販売した。

ペン00.jpg記者が会場を訪れた初日は、開場からほどなくして売り切れに。とりあえず、ポスターだけ撮影。


さらに、セーラー万年筆のインクブレンダー・石丸治さんのトークショー(29日)などイベントも連日開催。また、パイロットコーポレーションによる万年筆組み立て教室や、万年筆画家のサトウヒロシさんによるデモンストレーションやワークショップも行われ、万年筆ファンはもとより、万年筆初心者も楽しめるイベントとなっていた。

現在のインクブームとも言える状況について、セーラー万年筆の比佐泰社長は「当社の石丸による『インク工房』の功績が大きいのではないか。会場内を見ても当社製のご当地インクが多く出品されており、若い女性が多く購入しているようだ。このインクが使いたい、という理由で万年筆の購入が増えており、特に若い女性ほど、カートリッジではなく、コンバーターを買い求める傾向にある」と語る。

【出展社(50音順)】あたぼう、安心堂、&B、石丸文行堂、笑暮屋、大橋堂、カカイ堂、カキモリ、カミテリア、川西硝子、キングダムノート、神戸派計画、工房楔、国宝堂、文具館コバヤシ、サトウヒロシ、趣味の文具箱、スティロアート軽井沢、セーラー万年筆、TACCIA、T・MBH、TETZBO、豊岡クラフト、ナガサワ文具センター、nouto.co、パイロット、BackstreetFactory、林克郎、plus Orange、+lab(プラスラボ)、文具の蔵Rihei、ブングボックス、helico、Pen and message、ペンズアレイタケウチ、ペンハウス、ペンランド+コメ兵、満津金、Manu Propria Pens、Musubi、Morastylos、YaChing Style、山本紙業、ロンド工房、渡邉製本


ペン1.jpgセーラー万年筆の「万年筆用ボトルインク インク工房 染料 20ml」全100色を展開


ペン2.jpgナカバヤシが展開する高級筆記具ブランド「TACCIA(タッチア)」は、新製品の万年筆用ボトルインク「すなおいろ・インク」を紹介


ペン3.jpgセキセイの「蒔絵 萬年筆 雅風」


ペン4.jpg笑暮屋の会場限定特製エボナイト万年筆「宇宙旅行」(上左)、スティロアート軽井沢の木軸万年筆(上右)、手作り万年筆で知られる大橋堂のオリジナル万年筆(中)、『月刊ブング・ジャム』で他故壁氏さんが紹介していたYaChing Styleの万年筆風ガラスペンも出品(下)



ペン5.jpg文具店オリジナル万年筆いろいろ。ブングボックスの「東京メトロ銀座線 万年筆」(上左)、ナガサワ文具センターの「プロスケ アンティークゴールド」(上右)、文具の蔵Riheiの富士山世界遺産万年筆「朱」(中左)、文具館コバヤシの「駿河湾」と「翡翠」(中右)、キングダムノートの「京野菜」シリーズ万年筆(下)は真ん中の「丹波まつたけ」が10月の新製品で、右の4本は今後発売予定のものだという。



ペン6.jpg文具店オリジナルインクも多数販売。カキモリのオリジナル色をブレンドした「カキモリ 顔料インク」(上左)、特製コレクションケースに収納された石丸文行堂の「カラーバーインク」、ペンズアレイ タケウチは以前本サイトで紹介したオリジナルインク(下左)のほかに、構想から5年がかりで完成したという磁器製のオリジナルインクボトル「蛍」(下右)も出品した。



ペン7.jpg紙製品などの関連製品も展開。+lab(プラスラボ)は、ステーショナリーディレクターの土橋正さんとコラボした「伝書紙(でんしょがみ)」を出品(上)。土橋さんもブースに登場した(上左)。カミテリアは、5種類の紙を各10枚セットした「paper treasure」A5レターパッドを限定販売(中左)。山本紙業は「もぎりメモ 万年筆対応DX」を販売(中右)。あたぼうは、「飾り原稿用紙」(下左)、ストラップペンケース「ペネック」とシステム手帳リフィル型ペンホルダー「Pen 4lder」(下右)を出品した。

ペン8.jpgパイロットの万年筆組み立て教室も人気

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