東京・銀座の伊東屋本店では、同店初のインクイベント「INK.Ink.ink! ～インク沼へようこそ～」を、2018年9月19日(水)からG.Itoya B1ホールで開催している。会期は9月26日(水)まで。入場料は税込500円（当日再入場可）。

同イベントは、国内外のボトルインク42ブランド約1,000種を用意しており、全てのインクの試筆や購入ができるもの。同店で普段取り扱っているボトルインクの種類はおよそ500種ほどだが、このイベントのためにその倍の数のインクを集めたという。インク好きには夢のようなイベントだろう。記者もこの中からいくつか試し書きをしてみた。

受付で特製試筆用ノートや付けペンなどをいただき（付けペンは要返却）、試し書きをスタート！


インクファンにはおなじみのパイロットの人気ボトルインク「色彩雫（いろしずく）」では、「孔雀」を試し書き。

100色インクで話題となったセーラー万年筆「万年筆用ボトルインク インク工房 染料 20ml」も試し書き。「024」インクは青みがかったグレー系の色だ。

今月新発売のナカバヤシ「TACCIA（タッチア）」ブランド「すなおいろ・インク」は、「壌（つち）」を試し書きしてみた。

ナガサワ文具センターのオリジナルインク「Kobe INK物語」。こちらのインクは伊東屋のみで取り扱っている「銀座ゴールドセピア」。


韓国・PLNBEE社の「カラーバース」で、こちらのインクは2018年限定インク 「Hayabusa」。大小2つのボトルをセットで販売しているというところがユニークだが、小さいボトルは携帯用として使うのだろうか。

このほか、会期中にはインク開発者によるトークショーや、カリグラフィーやオリジナルカード作り、プラチナ万年筆「ミクサブルインク」でのオリジナルインク作りなど様々なワークショップを日替わりで展開している（イベントの詳細はこちらへ）。

【会場取扱ブランド】
クロス、ウィンザー・ニュートン、ウォーターマン、エルバン、ジャックエルバン、パーカー、エス・テー・デュポン、ファーバーカステル、ステッドラー、ディプロマット、ペリカン、ラミー、モンブラン、カヴェコ、ヴァルドマン、アウロラ、ドクターヤンセン、ナガサワ文具センター、シグナム、セーラー万年筆、パイロット、シェーファー、プラチナ、ヤード・オ・レッド、カランダッシュ、モンテグラッパ、ヴィスコンティ、オンライン、ナカバヤシ、タッチア、ペント、コンクリン、モンテベルテ、カラーバース、ピネイダー、ＳＵＰＥＲ５、タグステイショナリー、ルティザン パストリエ、ローラー＆クライナー、カヴゼットインク、ダイアミン、ピネイダー


なお、このインクイベントに関連して、G.Itoya 2Fでガラスペンのイベントを開催中。多彩なガラスペンとドローイングインクを品揃えしている。下写真のガラスペンは、今回のイベントで初お披露目となった「グラススタジオトゥース」のガラスペン。香水瓶などを作る吹きガラスの技法を使い制作しているという。