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【イベント】LAMYのデザインをデザインエンジニア・山中俊治氏が読み解く

千葉 勇

DKSHジャパンは、ラミーの新製品「ラミー アイオン」の発売記念イベント「LAMY Gathering 2017」を、2017年10月9日に銀座・伊東屋 G.Itoya 10F Handshake Lounge で開催した。新製品は、2017年10月4日からフラッグシップストア「LAMY Tokyo Aoyama」および銀座・伊東屋 G.Itoya、伊勢丹 新宿店で先行販売しており、全国の百貨店および筆記具専門店では11 月上旬から販売する予定になっている。

ラミーは、メード・イン・ジャーマニーにこだわった筆記具ブランド。一見シンプルなデザインに見えて、実は細部まで様々な工夫とこだわりが凝縮されているところが魅力となっていて、デザイナーからも高い評価を得ている。

発売記念イベントでは、プロダクトデザイナーでモダンデザインの巨匠、ジャスパ―・モリソンがデザインを手がけた最新モデルの「ラミー アイオン」を試し書きできるコーナーを設けたほか、様々な分野で活躍中のクリエイターがクリエイター仲間にメッセージを贈り、相手に合ったペンを選ぶリレーメッセージ企画「50 creators with Lamy」の原画展、さらにトークショー 「デザインエンジニア山中俊治氏が読み解くLAMYデザイン」を行った。

山中氏は、デザインエンジニアで東京大学教授。かねてからラミーを愛用していて、「50 creators with Lamy」のスタートランナーでもあることから、今回のトークショーに出演することになったもの。トークショーでは、山中氏が普段イラストを描く際に愛用しているという「ラミー サファリ」をはじめ、ラミー初のデザインプロダクト「ラミー2000」、そして新製品の「ラミー アイオン」を取り上げた。この3点をできる限り分解してみたという山中氏は、デザイナーが製品にどのような思いを込めてデザインしたのか、パーツのつなぎ目がわからないようにするための工夫、ロボットと手作業による製造方法の違いなどについて、独自の視点から読み解き、会場に集まったラミーファンを魅了した。

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