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【イベント】モリイチ「鉛筆展」で小日向京さんがトークショー 鉛筆の香りとワインを楽しむ

先日、当サイトで紹介したように、東京・京橋にある文具専門店・モリイチ京橋店では、6月5日(月)から30日(金)まで「ここにしかない鉛筆」展を2Fイベントスペースで開催している。同イベント会場では、『考える鉛筆』(アスペクト)の著者である文具ライター・小日向京さんのトークショーも開催。6月7日(水)に引き続き、6月24日(土)にも15時からトークショーが開催されたのでお邪魔してきた。

トークショーでは、鉛筆をこよなく愛する小日向さん流の鉛筆の楽しみ方を、様々な角度から紹介した。

小日向さんによると、鉛筆の削り方にもいろんな楽しみ方があるという。ナイフで削る場合にも、その削り方によっていろんな書き味が楽しめる(例えば、芯をマイナスドライバーのように平たく削ったら、1本で太い線も細い線も書ける)という。

また、削り器を使って削ると、花びらのようなきれいな削りカスができるそうで、最近はきれいに削れたカスを標本のようにして保存しているそうだ(写真)。

3.jpg「削っていると鉛筆のいい香りがして、アロマテラピーのようです」と小日向さん。その場で国産の最高級鉛筆である「ハイユニ」(三菱鉛筆)と「MONO100」(トンボ鉛筆)を削って、その削りカスをワイングラスに入れて来場者にもその香りを体感してもらった。削りたての鉛筆は、木の爽やかな香りが漂い、確かに癒されるようだ。

2.jpgまるでワインをテイスティングするように香りをかいでいたら、本物の赤ワインもふるまわれたので、削りたての香りを肴にワインも楽しんだ。鉛筆の削りカスの香りはワインにとてもよく合うので、クセになるかも?

また、鉛筆での筆記を楽しむために、紙の下に敷くものにもこだわるそうで、今一番のお気に入りは木のまな板だとか。また、石(御影石とか大理石)の上で書くと高貴な音がしていい気分になれるという。

4.jpgちなみに、小日向さんの著書『考える鉛筆』は、鉛筆の多彩な魅力を語っていて、文具ファンならぜひ読んでいただきたい1冊だ。

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